無理な恋愛

脚本/岡田惠和

http://www.ktv.co.jp/muri/

第7話 彼女の誕生日

秘書の祥子から言われたことは本当のことなのか。
かえでは正午に聞く。本当のことだと言う正午の前で、
かえでは今まで無神経に接してきたことを謝罪する。
逆に正午も不愉快な思いをさせていたのではないかとして
互いに謝罪し合った。そしてかえでは正直に今の気持ちを
正午に伝える。彼女は正午の事を男性として意識することは
なかったが、一人の人間としてはとても好きだという。
だからこれっきり会わないと言われると寂しいとの事。
彼女は感情的になり会わないと言った言葉を取り消すよう
伝える。別れ際に正午は自分の気持ちを正直に告白する。
初めてあったときから好きになり、会えば会うほどに好きに
なった事。そして叶わぬ恋かも知れないが、死ぬまでキミに
恋をしている自信が有ると告白する。それを聞いたかえでは
涙を流し告白を素直に喜ぶのだった。

かえでの誕生日を目の前にして、彼女に言い寄る二人の男性の
違いを描いた話しだった。

無理な恋愛だというけれど、若くてイケメンの男性の甲斐性
の無さに比べて、老練で人に対する配慮の程をよく知る
男性の眩しいばかりの人間性の良さを描いた話しだと思う。

今回は殆ど立木の良さばかりを描いた話しで、それに比べて
達彦のダメっぷりが変わらず存在している。

かえでの誕生日。
仕事で出席できなくなるが、それを不利な状況だと捉えず、
逆に立木の人間性を引き立たせるような演出で締めくくられる。

かえでの好きな薔薇の花について覚えていた立木の決めの
細やかさ。対する達彦は"かえで"の半分だけのイヤリング。

仕事をきっちりやる責任感ある男性と、どんな状況に於いても
自分を優先してくれる男性。聞こえは良いが、単なる甲斐性
無しのダメ男。

ただこの勝負、どんなに立木を輝かせても既に勝負は決まって
居ると思う。
無理な恋愛と腐れ縁の有る恋愛。
かえでがこの腐れ縁をふりほどいて新しい恋愛に目を向けら
れるのかというと、どう見てもその方が"無理"な気がする。

それにしても夏川結衣&鈴木砂羽さんの乾いた笑いが良いなぁ。
誕生日会で笑うときの二人の渇き具合が最高に面白かった。

立木正午 - 堺正章
長野かえで - 夏川結衣
東海林龍彦 - 徳井義実(チュートリアル)
水田一郎 - 福田充徳(チュートリアル)
田代和也 - 永田彬
小川圭介 - 尾美としのり
門田祥子 - 青木さやか
矢代文平 - 田中圭
久保律子 - 鈴木砂羽
小川朝子 - 小嶋陽菜(AKB48)
姫野まどか - スザンヌ
ケンちゃん - ムッシュかまやつ
小川光代 - 夏木マリ
菊原 - 坂口憲二

guest
藤木 - 井上順

ZUKAN、DJ JIRO、増田修一朗、DIANA∞DIANA、毛塚涼介
松岡龍平、とろ、西山宗佑、田口寛子

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