無理な恋愛

脚本/岡田惠和

http://www.ktv.co.jp/muri/

第8話 人間ドック再検査

立木はかえでに先日の誕生日会に出席できなかったことを
お詫びし、変わりに食事を奢ると連絡し約束を取り付ける。
大人ではないと入れないような店を選ぶべきだと言われて、
気分は上々。しかしそんな雰囲気をぶち壊すように、人事
から人間ドックに行くよう連絡を受けていると洋子から
伝えられる。医者に行く心構えは出来ていなかったが、恋を
している今ならば難なく切り抜けるだろうとして、検査に
行くことを決める。
一方かえでは、職場で律子やまどかと一時のガールズトーク
に花を咲かせていた。最近達彦の態度が急変し、炊事洗濯
、そして犬の散歩も率先して行い、バイトにも出るように
なったという。それを聞いて律子は、ライバルの出現によって
達彦にも危機感が表れているのだろうと告げる。
立木は人間ドックの結果、大腸にポリープが見つかり、検査の
為の入院を勧められる。60歳の年齢を考慮すればこの位は
仕方がないと医師から告げられるが、逆にその事で年寄りで
ある事を印象づけないか立木は不安になり、出張と称して
入院の事を隠し通そうとする。

今回もかえでを前にして、二人のウチどちらがかえでにとって
相応しいのか。かえでにとってどちらの事を好きなのかを
考えさせられる展開だった。

かえでに好かれるために二人が取る行動は対照的で、
立木は大人特有の色気を出し、年齢を感じさせない若さを
アピールする作戦。逆に達彦は自分の弱さと笑顔を惜しみなく
発揮し、母性本能を擽るという作戦だ。

病院を舞台にしたドラマになるが、立木だけでなく達彦にも
入院させる理由を強引に作り上げ、面白く構成されていた
と思う。

立木が入院していることを知らない達彦やかえでと病院内で
何度もニアミスがあったり、意外なところで互いの存在が
判明してしまったり、その辺のバランス感覚も良く出来ている。

サブのエピソードだが、朝子と文平関連のエピソードも
とても面白い。

出会ったときから立木は60歳だった。60歳で無い立木のこと
には興味が無いという彼女。年齢をハンデだと思っている立木
に対して素晴らしい配慮の言葉。
完全におじさんキラーを発揮するかえでの良さが最後に光る話し
だった。

立木正午 - 堺正章
長野かえで - 夏川結衣
東海林龍彦 - 徳井義実(チュートリアル)
水田一郎 - 福田充徳(チュートリアル)
田代和也 - 永田彬
小川圭介 - 尾美としのり
門田祥子 - 青木さやか
矢代文平 - 田中圭
久保律子 - 鈴木砂羽
小川朝子 - 小嶋陽菜(AKB48)
姫野まどか - スザンヌ
ケンちゃん - ムッシュかまやつ
小川光代 - 夏木マリ
菊原 - 坂口憲二

guest
ZUKAN、筒井巧、小杉茂一郎、後藤健、日野綾子、とろ

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