オー!マイ・ガール!!

脚本/武田有起(1)(3)(6)、高橋麻紀(2)(5)(8)、白石まみ(4)
渋谷直子(7)

http://www.ntv.co.jp/ohmygirl/


第8話 死んでなかったパパ!父になれない男の真意


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雑誌への掲載は認めるが、本人がひなこと親子と話すことは
絶対に認めないという社長の石坂和夫。誰にも言わないという
のはひなことの約束だと告げる。杏はママとの約束は守ると
して取りあえずその場は収まることになる。

雑誌タイフーンが久しぶりに完売したことをうけて社員全員で
祝杯をあげる。石田は今頃悔しがっている事だろうと噂する。

一方杏は隣人がおでんを持ってきてくれた事も有り、隣人を
部屋に入れて自分が出演する新しいCMの鑑賞会。
杏はどんな父親が欲しいかという質問に、誕生日には遊園地を
貸し切ってくれるような父親が良いという。
未だ記者がアパートの周りを取り囲んでいる現実に、峰子は
私が杏を守るとして、成長する彼女の姿が有った。

翌日、耕太郎は菅原弘文から呼び出される。
なんと次に発行されるライバル雑誌に、杏の父親の事が掲載
されるという。記者は石田。しかもその父親は石坂社長だと
いうのである。すぐに耕太郎は石田の元を訪れると、彼は
父親が石坂だという状況証拠は揃っていることを告げる。
そして俺は誰かを傷つけるために記事を書いたことは一度もな
く、事実をそのまま伝えている事を耕太郎に語る。

耕太郎は石坂の元を訪れるとそのものズバリ質問する。
俺は杏の保護者であり聞く権利は有るという耕太郎に、石坂は
杏の父親である事を素直に認めた。ひなことの約束だったと
いう彼に対して死んだことにするなんて身勝手だと告げる。
当時食うにも困るような状況の中で、ひなこはどんな仕事も
受けて私を支えてくれたという。子を授かり、産みたいというが
公表はしないと約束したとの事。本当の父親ならば愛情をかけて
あげてくれという耕太郎に対して、石坂は杏の父親にはならない
事を告げる。その会話を杏は聞いており、石坂に対してパパ
なのかと声をかけ、次の瞬間ビルを飛び出してしまう。
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杏と母親ひなこの件がマスコミに流れたのに続いて、今度は
杏の父親が誰なのかがマスコミを通して判明する。
死んだと聞かされていた杏の気持ちはどうなのか。

一番大切なのは杏の気持ちなのに、彼女の心の声を聞こうと
せずに、自分の判断で仕事を休ませた方が良いと先走って
しまう耕太郎の行動。

耕太郎の杏を思う気持ちはよく分かるのだが、杏の気持ちを
表現する前に耕太郎が周りで如何にも心配していますと声を
荒げてしまうので、なんともテンションが下がる展開だった。

子供からの信頼と愛情を表現するには、それなりに甲斐性が
無くてはダメだとする展開で、一種の包容力が必要だと言った
感じのオチ。耕太郎には出来なかったが、社長には出来た
という事。そして遠くから見守る愛情もあるという事を分から
せる内容であるが、それが杏に対してではなく耕太郎に伝わって
しまうというのが、やや的外れではある。

杏の求める物は確かに女優になり母親の共演することに有るが
父親に求める物は一緒に遊んだり買い物に行ってくれる事でも
有るので、全てを満たすことは出来ない。有る意味芸能人として
の苦悩でもあるのかな。

山下耕太郎 (24) ◇ 速水もこみち (フリーライター)
藤 峰子 (23) ◇ 加藤ローサ (杏のマネージャー)
安野真貴子 (29) ◇ ともさかりえ (事務デスク)
石田 健 (30) ◇ 岡田義徳 (編集者)
桜井 杏 (6) ◇ 吉田里琴 (女優・ひなこの一人娘)
渋谷加恵 (42) ◇ 高橋ひとみ (ひなこのアパート隣人)

渋谷裕太 (14) ◇ 入江甚儀 (加恵の息子)
篠宮睦美 (22) ◇ 篠原真衣 (編集部・アルバイト)
平川 敦 (27) ◇ 平沼紀久 (編集者)
ビワ(犬) ◇ 竹谷ベル

大空ひなこ (36) ◇ YOU (女優)
菅原弘文 (45) ◇ 古田新太 (編集長)
石坂和夫 (55) ◇ 鹿賀丈史 (芸能事務所社長)

杉浦監督 ◇ 北見敏之

飯田基祐、窪寺昭、小山かつひろ、田京恵、青木久美子
照井里央菜

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