OLにっぽん 脚本／中園ミホ http://www.ntv.co.jp/ol-nippon/

第2話 走れ!総務の女

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朝の通勤バス。
張琳は目の前の椅子に座る男性に対して突然"触らせてくださ
い"と繰り返し唱える。その姿を見て神崎島子は、"座らせて
ください"でしょうとフォローする。
朝から健太のテンションの高さに見たくないモノを見た感じに
挨拶を交わす。
職場では楊洋が地下鉄に乗った話をしており、ここでも日本と
中国の文化差を知るハメになる。
通勤する女性の中でも桜と紅葉は、島子に習ってスッピンで
出社してくる。しかしその時やってきた富士田部長から変な
事は流行らせないでとして、スッピン禁止令が下される。
部長からはマニュアル作りが遅れていることを指摘され、
近くにいた島子は何故か新人の教育係に任命されてしまう。

一週間後、張琳と楊洋が能力を確かめるべくテストを受ける
事になる。もしも合格しなければ中国人の入れ替えを要求する
という。それは同時に中国でも行われることになった。
また一週間内にマニュアル化したものを完成させることになる。
このままでは仕事を取られかねないとする社員たちは、最も
面倒な『営業車の登録』のマニュアル作りをさせようという
事になる。日本車に対して何の知識もない張琳と楊洋はイチか
ら全てを覚えなければならなくなるのだった。
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日本人の曖昧な態度、そして仕事に情を持ち込む性格をつねた
話で、一筋縄ではいかない中国人と対峙していく。

中国人の性格を見せられた前半部。

・面子を重んじるのでミスを冒しても人前では指摘するのはダメ。
・中国人は腹が空いたら我慢をしない。
・仕事上のミスくらいでは決して謝らない。

人間関係を良好なものにするためには必要なのかも知れないが、
正直なところ何故日本人が中国人のそんな性格にばかりに譲歩
し、気を使わねばならないのか分からないところがある。

日本贔屓中国贔屓とどちらに転んでも不平不満が出る内容だと
思うが、ドラマでは意図的に外国人から見る日本の奇異に映る
部分を抽出し、中国の常識に当てはめようとする。

ドラマとしては、中国人の謝罪に対する意味合いを面白く描いた
話だった。
しかしその話の流れを無理矢理作ろうとして、強引に停電を起こ
したり、コーヒーをこぼしたりするなど、完全にコントの様な
状態。PCはショートした訳だが、ハードディスクまでが壊れた
のではないので、正常に動くコンピュータに繋ぎ変えれば
すぐに復活すると思うけど、その辺かなりアバウトな作り。
しかも一週間かけて作ってきたものを一夜で作るという暴挙。

マニュアル作りの件とテストの件が混在し、一体何をしたいのか
よく分からない部分も有った。この流れではテスト問題を作る
為のマニュアル作りのようにも見える。

神崎島子 ……… 観月ありさ
小旗健太 ……… 阿部サダヲ
矢部桜 ……… 美波
都留康介 ……… 井上芳雄
朝比奈国彦 ……… 東幹久
富士田弥生 ……… 浅野ゆう子

張琳 ……… タン・ジャースー
楊洋 ……… ローラ・チャン
李大龍 ……… フービン

野呂昭和 ……… モロ師岡
木村紅葉 ……… 前田知恵
萬里 ……… 皆川猿時

宮地真緒、小堀慎平、福井仁美、稲葉さゆり、佐々木麻美
奥田崇、秋田真琴、藤原寿之、猪岐英人、宗村富映、土井俊明
向井恭介、岡村まきすけ、石川美佳、福田温子、越智俊光
野中伸二、沖崎裕一郎

山田親太朗、鈴木美穂、村上航、川渕良和、遅平基、沈苓

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