おせん

脚本/大石静(1)、神ひとえ(2)(3)

http://www.ntv.co.jp/osen/

第3話 物とろろ飯は秘密のサイン

一升庵名物のとろろめし。何故かこの料理だけのぼりが
存在するがおせんにもその理由は分からなかった。
そんな時、江崎ヨシ夫は飲み屋で板前だったという男と出会う。
自分のことを「タコ引きの竜」と名乗る男。彼が一升庵で
働いているのを知ると、食費の勘定(3000円)を押しつけて
逃げてしまう。
ヨシ夫は翌日、その事をスタッフのみんなに語ると、清二
は顔色を変える。おせんは母親にその事を尋ねるが、理由は
語らずにこれ以上話しに突っ込むなと言われる。
ゆせんはもしかするとまだ見ぬ父親かも知れないと期待を
抱きつつ、ヨシ夫を連れてタコ引きの竜を探しに行く。

女将が暖簾を守る意味を描いた様な話だった。

とろろめしののぼりに隠された秘密と、タコ引きの竜の
間にはどんな関係が有るのか。

料亭にとってその店の味を守ることの意味を教えてもらった
様な気がする。また料理人として必要なものは何なのかを
同時に描いた。

経営者故に仕方がない決断が有った訳だが、その後大女将は
どういう結末を望んでいたのかイマイチよく分かるものがない。
プライドを捨てて弟弟子の下について永遠の二番板を続けて
欲しかったのだろうか。

辞めさせた料理人を大事に思う気持ちは、彼が作ったとろろ
めしを看板料理にしている事からもよく分かる。
料理に必要なのは包丁の技術ではなく、客の魂に訴えるような
味を求めて欲しい事を今回タコ引きの竜に気づいて欲しかった
のだろう。

屋台から始めるっていうのもちょっと寂しいな。
当時タコ引きの竜が戻ったとしても、やっぱり屋台をやる様
指導したのだろうか?

半田仙 - 蒼井優 ......女将
江崎ヨシ夫 - 内博貴 ......料理人
藤城清二 - 杉本哲太 ......板長
竹田留吉 - 向井理 ......二番板
鈴木テル子 - 鈴木蘭々 ......仲居
久保田冬子 - 工藤里紗 ......仲居
脇坂玉子 - 森田彩華 ......仲居
長谷川健太 - 奥村知史 ......追いまわし
林隆史 - 宅間孝行
珍品堂さん - 渡辺いっけい ......骨董店
浅井シズ - 余貴美子 ......仲居頭
半田千代 - 由紀さおり .......仙の母親
木下秀雄 - 松方弘樹 ......料理スクール

guest
タコ引きの竜 - 西村雅彦

鈴木アキノフ、山本あゆみ、本多晋

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