おせん

脚本/大石静(1)、神ひとえ(2)(3)、高橋麻紀(4)(6)(7)
白金カナ(5)

http://www.ntv.co.jp/osen/


第7話 リストラ非情?恐怖の壺と新メニュー


ハンバーグを食べに行くヨシ夫とおせん。そこに何故か留吉
も付いてきた。オレの作ったハンバーグの方が美味しいという
ヨシ夫は上気分。
店に戻ると地下の味噌蔵で謎の物体を見たというヨシ夫。
瓶には、"触るな、千代"と書かれていた。蓋を明けてみると
中には塩麹が入っていた。これを使って新しい看板料理を
作ろうと盛り上がるヨシ夫。ヨシ夫の板場での存在感に危機感
を感じる留吉は板場に呼び出し、包丁さばきの腕比べを行う。
蒟蒻に海苔を巻いたものを切るという単純なものだが、意外と
難しく二人とも出来なかった。ヨシ夫はそれを見て留吉とは
同じくらいの腕だと語る。
落ち込む留吉は小料理屋へいく。良い雰囲気の店。
一升庵の板前だというと尊敬を受けた。翌日もその店を訪れる
と大将が病気で休んでおり、店は忙しさのあまり天手古舞い。
留吉は飲み物を出すだけならばという条件で手伝うが、客の
一人が一升庵の板前という事を知り、料理を出して欲しいと
いう。一度は断るが、客から下っ端扱いされ、留吉は刺身と
一升庵の看板料理、とろろ飯を出すと客は大絶賛。
留吉はいい気分になり手伝い続けていると、その場面を珍品堂
に見られ、彼がおせんに話したことから板長の清二に伝わり、
清二は一升庵の看板に泥を塗る行為だとして、ケジメを付ける
様言われる。

録画ミスしていたので火曜日に見ることが出来ませんでしたが、
ようやく見ることが出来ました。

ヨシ夫が一升庵の名を語り、別の店で料理を出したことから
起こる騒動を描いた話し。

冒頭のノリノリのヨシ夫がおせんの口まねをするシーンが
なかなか面白かった。出しゃばりだったヨシ夫も何処か角が
取れて、なかなか良い役回りを見せている感じ。

今回は犯してしまったミスを如何に責任を取るのかという
反省の気持ちを描いたもの。

反省の気持ちは言葉だけでは分からないのでなかなかそれを
判別するのは難しいことだろうけど、プロの料理人故に
作った料理を見て、互いに通じるモノが有ったのかも知れない。

一升庵を辞めると言った留吉は去るのを止めて欲しいと
思っている事は明らかだが、それをしない非情にも思える
おせんの行動の意図は何処にあるのか。

おせんは一升庵を仕切る長でも有るため、留吉の事ばかりで
なく、板場の清二の存在も尊重しなければならない。
彼女が取った策は、留吉に料理人として何が必要なのか、
気持ちを喚起を促したのだろう。
自分のための料理ではなく、美味しい料理を食べさせてあげ
たいという気持ち。

留吉とヨシ夫のライバル関係などの要素は面白いと思うのだが
留吉の方が兄弟子的なものだと思っていたので、同等の役回りと
いうのに結構違和感を覚えたかな。

それと塩麹の開発にあんまり留吉が関わっておらず、いきなり
結論に持って行った感じも受ける。上述した通り、反省の気持
ちが料理人同士で通じるというのであれば、何の問題もない
のですけどね。

半田仙 - 蒼井優 ......女将
江崎ヨシ夫 - 内博貴 ......料理人
藤城清二 - 杉本哲太 ......板長
竹田留吉 - 向井理 ......二番板
鈴木テル子 - 鈴木蘭々 ......仲居
久保田冬子 - 工藤里紗 ......仲居
脇坂玉子 - 森田彩華 ......仲居
長谷川健太 - 奥村知史 ......追いまわし
林隆史 - 宅間孝行
珍品堂さん - 渡辺いっけい ......骨董店
浅井シズ - 余貴美子 ......仲居頭
半田千代 - 由紀さおり .......仙の母親
木下秀雄 - 松方弘樹 ......料理スクール

guest
大将 - 村松利史
百瀬ハル - 池津祥子

田口主将、小浜正寛、土田アシモ、藤田三三三

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