ROOKIES -ルーキーズ-

脚本/いずみ吉紘

http://www.tbs.co.jp/rookies08/


第10話 最終章前編〜最期の夏…そして


用賀第一との試合に見事勝利する。
あいつらの夏は終わったのかと対戦相手の事を考えると切ない
気持ちになるナインたち。用賀の監督・水原からは、敗れた生徒
達のためにも是非甲子園に行って欲しいと夢を託される。
ニコガクの快勝を知らせると同時に、勝利にケチを付ける
マスコミも後を絶たない中、大塚南高校、東都工業を破り
快進撃を続けていく。
そんな折り、ニコガクの生徒ばかりでなく、監督である川藤
の過去についてもマスコミに取り上げられるようになる。
高野連から事実関係を問いただすために直接呼び出しを喰らう
川藤。何の言い訳もせず、全てが真実だと告げる川藤。
処分を言い渡される前に、川藤は自ら謹慎するので、生徒達には
責任の及ばないよう配慮して欲しいと頼む。
そんな時、四回戦の対戦相手に成るであろう目黒川の試合を
観戦中のニコガクナインは、快く思わないファンから喧嘩を
吹っ掛けられる。ナインは暴力沙汰は起こしては成るまいと
一方的に殴られ耐えるのだが...。

これまでニコガクを支えてきた川藤の存在を描いた話しだった。

いつも当たり前のように居る川藤がベンチからも外される
事になった時、ニコガクナインはどの様に思い、どの様な
行動を起こすのか。

信頼関係とは一方通行では成立せず、互いに綱引きし有って
初めて信頼や関係が生まれてくるというもの。

過去の回想シーンを使い、川藤の偉大さを描いたと同時に、
彼が居ないと何も出来なかった彼らが独り立ちし、考えて
行動を取ることが出来る事を証明する意味でも大切なエピ
ソードである。

ただでさえ強敵なのに、その上完全にハンデとなるような
怪我まで負わされるという過酷な状況の中、スポーツ記者
が言うように、土壇場の力を発揮できるのか。

土壇場で力を発揮する為の条件はこれまでの対戦の中で見せて
きたように揃っていると思う。
記者は一勝もしていない様な駄馬に期待を掛けているようだが、
ニコガクナインは、決して勝利していないのではない。
ただ今回描かれていたように、四回戦の相手となる目黒川は
これまで彼らに足りなかったチームワークさえ備えており、
これまで以上に強敵である事は明らか。

しかしこの苦境を乗り越え勝利してこそ、マスコミや世間も
彼らの努力に耳を傾けるようになるわけだから、ここが踏ん張り
処だね。ドラマらしく勝敗には色んな要素がぶらさがっている
が、意地悪な思惑を打ち破るべく、ガンバってもらいたい
ものだ。

川藤幸一 … 佐藤隆太 (野球部顧問)
安仁屋恵壹 … 市原隼人
御子柴 徹 … 小出恵介
新庄 慶 … 城田優
関川秀太 … 中尾明慶
若菜智哉 … 高岡蒼甫
平塚 平 … 桐谷健太
岡田優也 … 佐藤 健
湯舟哲郎 … 五十嵐隼士
桧山清起 … 川村陽介
今岡 忍 … 尾上寛之

八木塔子 … 村川絵梨
掛布光秀 … 天野ひろゆき
池辺駿作 … 浅野和之
真弓りえ … 吹石一恵
村山義男 … 伊武雅刀

辻豊 … やべきょうすけ
遠井周三 … 森山米次

島野右京 … 平山広行
藤田カオル … 能世あんな

< 友情出演 >

張本琢己 … 森山未來
御子柴響子 … 綾瀬はるか

藤村アキヒロ … 大杉漣
国松 … 田口浩正
江夏 … 上地雄輔
吉田実 … 渡部篤郎

石橋杏奈、高梨臨、松本寛也、高山都、木口亜矢
升田尚宏(アナ)

鳥羽潤、半海一晃、山本龍二、高橋努、深水元基
小柳友、山田百貴、遠藤要、伊藤友樹、北条隆博
ペ・ジョンミョン、阿部亮平、林剛史、小幡誠
田島亮、浅利英和、若杉宏二、石川裕司、関野昌也
土井敏之(アナ)、中村泰三、古谷一行

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