猟奇的な彼女

脚本/坂元裕二

http://www.tbs.co.jp/ryokiteki/

第4話 さよなら運命の人

凛子と三朗が船上で抱き合っている姿を目撃した数島は
三朗を裏切り者扱いする。南もその光景を目撃して涙して
居たことを聞かされるといたたまれない気持ちになる。
三朗は野々村探しを手伝うと言った手前、凛子に協力する
事に。
彼との関係で覚えていることは無いのか尋ねると、
たまたまバスの中で彼の知り合いに出会ったという。
その人はブレーキをかけるのが下手な運転手。
早速虱潰しにバスに搭乗しその運転手を探す。

今回は野々村探しに奔走する話しを描いた。

相変わらずコメディ部分が幼稚で笑えない。
一話目と似たような演出で、野々村に直接会った人捜しを
永遠と見せられる。当然ながら成果はなく、その途中で
購入させられた等身大星野亜希の全身枕で笑いを誘おう
とするも、元のドラマが上手く描けていない分、妙に寒い
感じばかりが残る。

祐天寺柚子のバッファローネタとか、日本のドラマって
こういう有り得ない行動で笑いを誘おうとするけど、
笑いと幼稚さは表裏一体だなとつくづく感じる。

南に好きな人が出来た様だ。
賛否両論有るのだろうけど、こう簡単に好きな人が入れ替わ
ると、ドラマとしては安っぽく感じる。それとも元々三朗
に対しては幼馴染み以上の感情は無かったのか?
温泉で凛子と南がツーショットの場で、誤解を解こうとした
凛子に対して、南は自分に対して怒っている事を告げている。
イマイチ意味が分からない場面の一つで、結局南の今まで
の気持ちって何だったのだろうか。

そもそもこのドラマ、二人が良い感じの関係であるかの様に
描くために冒頭から三朗の部屋に勝手に入ってシャワーを
浴びたり、全身枕に入って一緒に付いてきたりする。この行動
自体が何処かカンに触るものが有るのがドラマとして
致命的なところ。三朗と南の気持ちを知っていてやっている
のならば醜悪過ぎてとても笑えない。

修正して欲しいのだが、このドラマ、噂によると既に撮影は
終わっているとか。

眞崎三朗 … 草なぎ 剛
高見凛子 … 田中麗奈
浅倉 南 … 松下奈緒
如月春夏 … 鈴木えみ
五藤茂市 … 山田親太朗
林田若葉 … 大石参月
湯江朝美 … 千野裕子
嶋木優衣 … 小久保利恵
曽根雅史 … コッセこういち
祐天寺柚子 … 松嶋尚美
林田五月 … 市毛良枝
数島健作 … 谷原章介
夏目圭輔 … 上川隆也

guest
市川染五郎、佐々木蔵之介、貫地谷しほり、星野亜希
遠山俊也、福井博章、岩尾望

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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