流星の絆

脚本/宮藤官九郎

http://www.tbs.co.jp/ryuseinokizuna/


第4話 真犯人と繋がった記憶


--------------------------------------------------------
次のターゲットで詐欺は最後。
全ては人生のためであること。そして刑事が周囲を嗅ぎ回って
いる事からリスクが高いことなど、それらが理由で最後だと
決めた功一。
ターゲットは戸神行成・27歳。洋食チェーン店『とがみ亭』の
御曹司で、功一が勤めるカレー店の常連客だという。
これまでのターゲットには狙われる理由が有ったが今回は何か
と問われるが、特にないという功一。彼を見ているとイラっと
来るという。同じような年齢で同じような事をしているのに
境遇が全く違うという。
「ダイヤと嘘とやさしいレストラン」作戦がいざ決行される
事になる。
--------------------------------------------------------

相変わらず軽い内容で主人公たちが父親を殺害された件で
未だに引きずっているのかさえよく分からない内容だった。

功一の妄想から突然詐欺事件の実行へと移行していく流れは
良くできていると思うのだが、毎回のように静奈の"女性"を
武器にした詐欺行為に、静奈自身が心を痛めていくとかそう
いう発想を兄としては考えないのだろうか。
毎回結婚詐欺のような展開が続いているが、もう少し相手の
好みとかを研究する様な展開を挿入すべきで、なんとなく
安易な発想の元で計画を実行し、それでいて簡単に男性なら
ば彼女に惹かれてしまうという展開を用意している様に見える。

一方で同じ施設で育った女性・ちえみが登場した。
彼女のために酷い男性から金を巻き上げるという展開。
そして不幸な境遇で有り、子供を持つことにある種疑問を
持ちかけている女性に、例えどんな境遇であってもそれなりに
良い事はあるという流れをすり込むような流れだった。

今回警察の捜査の過程で、三つのジョージに接点が有ること
が描かれ、功一は泰輔たちと疎遠なフリをしているという事が
警察にもバレとしまう流れだったけれど、ドラマとして
このジョージが犯行に関わっていたりすると、ある意味凄い
インパクトが出てくると思うんだよね。
このままだと視聴者は誰もが知っている犯人をそのまま功一
たちにぶつけるような流れしか演出されない。
意外性を上手く使うには、このジョージを巧みに過去の流れ
と融合させることだと思うのだが・・・

有明功一 … 二宮和也 (有明家の長男)
有明泰輔 … 錦戸亮 (有明家の次男)
有明静奈 … 戸田恵梨香 (有明家の長女)
戸神行成 … 要潤 (洋食チェーン店『とがみ亭』の御曹司)
林ジョージ … 尾美としのり (孤児院院長、カレー屋オーナー)
萩村信二 … 設楽統 (刑事)
戸神政行 … 柄本明
有明塔子 … りょう (洋食店 『アリアケ』 の店主。継母)
有明幸博 … 寺島進 (父)
柏原康孝 … 三浦友和 (刑事)

ナゾの女 … 中島美嘉

高山久伸 … 桐谷健太
桂木美和 … 池津祥子
ホスト一矢 … 杉浦太陽
コウイチ … 齋藤隆成
タイスケ … 嘉数一星
シズナ … 熊田聖亜

月村勝男 … 村杉蝉之介
沢井武雄 … デビット伊東
ちえみ … 徳永えり

稲垣鈴夏

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

inserted by FC2 system