第3話 空気なんか読むな!真の友情がくれた小さな勝利
三上たちにこれ以上高校生を刺激するなと言われた斉藤さん
だったが、幼稚園の庭にゴミをバラ撒いた犯人が柳川たちだと
確信した彼女は高校を直接訪れて、柳川に面会を求める。
しかし証拠がないとして教頭から生徒に面会させる事を拒絶
される。
斉藤さんが高校にやってきたのを見た柳川らは、これ以上
彼女を調子づかせまいとして、園児達をスプレーで襲い、
幼稚園に落書きをするのだった。
基本的に前回と似たような流れで進行する話しだった。
高校生の攻撃がより執拗で園児達に直接危害を加え始めたこと。
それに対して劇的に改善する対抗策はなく、結局被害が及んだ分
そのしわ寄せを斉藤さんが受けることになる。
今回ドラマが面白くなった要因は斉藤を影で見守るものたちの
活躍だった。
警察に連絡すれば良いことだと思う流れでも有ったのだが、
それをせず処理したドラマのシナリオ。
高校生という危うい存在も操縦次第で良い方向に回避できるな
と思わせる女子高生の使い方。
最初に女子高生に出会った頃は態度も悪くて、柳川らと同系列
に見ていたからね。
ちょっと登場の仕方がクサいけれど、こういう人も居て欲しい
という意味でなかなか感動できる内容だった。
今の自分に何が出来るのかを考え、最適な行動をとった真野も
よかった。
これで全てが解決とは言わないが、斉藤さんの存在を全否定
してくる三上達に一矢を報いた事は良かったと思う。
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)