第5話 友達だって本気で叱る!君に届け愛のどつき漫才
幼稚園の時分から塾に通っておかないと最近の小学校は
ついて行けない。何処からか吹聴された真野は、子供を
塾に通わせるべきかどうかで斉藤さんに相談する。
取りあえず体験入学させると塾の講師からは、勉強について
いけない子がグレたりイジメを受けるのだと聞かされ、益々
塾へ通わせる必要性を感じる真野は、息子を入塾させる事を
決心する。
冒頭から斉藤さん全快。
年寄りの優先席を若者から取り戻す彼女の姿。
公園での禁止事項である球技をする高校生に対して怒鳴りつける
姿。
何気ない斉藤さんを感じる一コマだけど、このシーンだけで
今回の準主役である小倉の性格を描いて見せた。
真野vs斉藤さん。
決して息子は悪さをしていないとする子供を信じるが故の行動で
斉藤さんの忠告に一歩も譲らない真野。そんな彼女に分からず屋
だとして手を出してしまう斉藤さん。
手を出すのはやり過ぎだけど、友達だからこそ許されるものなのか。
真野はとても真っ直ぐな性格をしている。
しかし自分の息子に対して時々盲目的な姿を見せるのも事実だ。
子供のストレスがドラマらしく分かりやすいようにあぶり出さ
れる話しだったが、塾の講師も高い金をもらう割りには子供の
精神的なケアも出来ない情けなさが有ったな。
子供に人の痛みを伝えるにはどうすればよいのか。
子供が最も愛すべき母親がいじられている姿を以てその痛みを
伝えていたが、とても難しい話しだと思う。
旦那さんのアシストが今回のMVPで、他人のために心配してくれて
あれこれ言ってくれる人の存在を抽出した流れはとても良く
出来ていた。
斉藤さんが今回新たに小倉と仲良くする姿があった。
女性は三人組だと関係は上手く行かないという話しを聞いたこと
がある。
斉藤さんが小倉を自宅に招き入れたときの真野さんの一瞬の
嫉妬心を感じられるようなシーンが実は一番印象に残ったかも
しれない。
guest
橋本涼、須藤義人、直井英祐、竹内晶子
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)