SCANDAL 脚本／井上由美子 プロデューサー／生野慈朗　植田博樹 演出／生野慈朗、高成麻畝子、山本剛義 http://www.tbs.co.jp/scandal2008/

第5話 真相！！全てがつながる

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集まった記念に集合写真を撮る一同。しかしそこには嘘と
秘密と裏切りが入り交じっていた。

久木田から呼び出された貴子は一人約束のホテルへと足を
運ぶ。その後を興味深くつけるのは真由子とその夫・賢治
だった。
一方ひとみは哲夫らと共に警察署へといく。何故理佐子に関係
のある私ではなく夫の雄一が呼び出されたのか。まだ子供の
小さいひとみは今捕まることは困ると哲夫にすがりつき、
何とかして欲しいと懇願する。ひとみの元に川島から連絡が
有るもすぐに電話を切る彼女。

一方取調室では雄一は黙秘する覚悟だという。誤解されるよ
うな事は予め回避しておきたいという。
刑事の勝沼が雄一を呼び出した理由。それは先日たまきが告白
した8年前の事件に於いて、調書の中に雄一の名前が出てきた
からであるという。偶然現場に出くわしただけだという雄一
だが・・・

久木田は貴子に会うとN.Yに戻ることを告げる。理佐子の事を
もう探さないという彼に真意を聞くと、彼女からメールが届い
たのだという。中には貴方との生活が続けられなくなった事、
もう探さないで欲しいとの事が書かれていた。
追いつめたくはないので返信はしないという彼。自分には
ピアノがあるのでこれまで以上に打ち込む覚悟で有ることを
告げる。
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最後の晩餐とばかりに4人は集まり今まで以上に率直に心情
を語り合う。その裏で意外にも夫たちもそれぞれの思惑の
元で集結していた。

まだまだ色々と語られていない理佐子との関係があぶり出され
てきた。
しかしその中心に据えられているのはなんと言っても8年前の
事件の真相だ。
理佐子がホステスをしていた時代の因縁が今になってあぶり
だされる形で実に興味深い。今回の理佐子失踪の件で初めて
有ったという4人では有るが、当時から間接的に繋がっている
事が描かれ、より興味深さが増したと格好だ。

このドラマの面白さはなんと言っても冒頭でひとみが語った
言葉の中に集約されていると思う。
警察は理佐子と関係の有りそうな女性ではなく、何故雄一を
事情徴収するのかと。理佐子の仕事上の関係も含めた交友
関係の中には、女性陣だけでなく妻達の夫が少なからず関わ
っていたという事実だ。
4人の奥様達ばかりの話だと思っていたが、徐々にドラマの
中心はこの奥様達から夫達への変わりつつある。

ドラマの中で最も関係のなさそうだと思っていた官僚の
河合雄一をドラマの中で最も当事者として事件に接近させた
事で、今後はだれが事件に関わり合っていたもおかしくはない
という心理状況が巧みに描かれている。

取りあえず理佐子が生きていたと分かっただけでもホッと
するような結末では無かろうか。

8年前の事件は客と久木田の殴り合いの末、客が届けた傷害
事件なのかな。雄一の上司と理佐子の関係は興味深いものだ。
この当時から上司と理佐子に面識が有ったとするならば、
8年間は関係が続いていたことになる。果たしてどんな謎と
繋がりが待っているのか。

高柳貴子 ・・・ 鈴木京香 (40歳／元客室乗務員。)
河合ひとみ ・・・ 長谷川京子 (32歳／小心者)
鮫島真由子 ・・・ 吹石一恵 (25歳／自称・元モデル。)
新藤たまき ・・・ 桃井かおり (52歳／敏腕秘書)
＊＊＊
高柳秀典 ・・・ 沢村一樹 (42歳／大手広告代理店)
河合雄一 ・・・ 光石　研 (36歳／財務省官僚)
鮫島賢治 ・・・ 遠藤憲一 (45歳／医師)
新藤哲夫 ・・・ 石原良純 (44歳／弁護士)
浮田夏子 ・・・ 滝沢沙織
甘利俊樹 ・・・ 小浜正寛 (礼儀正しい警察官)
高柳咲希 ・・・ 荒井萌 (中2反抗期真っ只中)
河合晴彦 ・・・ 平野心暖
河合奈々 ・・・ 松本春姫
川島礼二 ・・・ 植田浩望 (美容師。やっくんすっぴん)
水谷隼人 ・・・ 細田よしひこ (証券マン)
久木田慶介 ・・・ 加藤虎ノ介 (ピアニスト)
白石理佐子 ・・・ 戸田菜穂
＊＊＊
勝沼龍太郎 ・・・ 小日向文世 (口も態度も悪い威圧的な警察官)

春田純一、森山米次、瀬戸将哉、南風佳子、赤萩歩(アナ)
水上雅人、古賀清、木村荘平、鈴木コウヤ

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)