SCANDAL 脚本／井上由美子 プロデューサー／生野慈朗　植田博樹 演出／生野慈朗、高成麻畝子、山本剛義 http://www.tbs.co.jp/scandal2008/

第8話 妻の涙、母の涙

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新藤哲夫と理佐子がたまきの息子の部屋にいたことが分かると
刑事の勝沼は部屋を見せてもらうとして部屋に入ろうとする。
しかし気持ちの整理がついていないたまきは、それを止めよう
と必死。そしてみんなの前で、息子とは話は出来ない、もう
ずっと前から誰も居ないことを告白する。それを察して勝沼は
貴子たちを今日の所は帰らせる。するとたまきの口から、もう
ここには来ないで欲しい事、そして電話もしないで欲しいと
告げられる。そして私達は友達ではないと全否定した。しかし
貴子は私はさよならなんて思っていない事を告げる。

息子は死んだと言うことなのか?私達をずっと欺していたのか?
帰り道に真由子はたまきの行動を非難する。しかしそうせずに
は居られなかったのだろうという貴子。亡くなったのを認めた
く無い気持ちは子供を持つ親ならば分かるというと、真由子は
自分にだけ子供が居ない為にハブにされたかと思い、更に収ま
りの付かない状況になる。女は子供を産まなければ一人前では
無いと思っているのか?と問い、真由子の口から、そろそろ探偵
ごっこは辞めた方が良いと告げる。理佐子を見つけたところで
楽しい話が聞ける訳ではないし、他人のことよりも自分の事を
考えないといけないとして別れを告げる。ひとみもまた、私達
は足を突っ込みすぎたとして、これ以上関わらない事を告げる。
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それぞれの口からそろそろ現実に戻ろうという意見が聞かれ
始め、理佐子事件から身を引くのと同時に、会合も辞めると
言われ一人違和感を感じる貴子。興味本位で動いていた事は
確かであるが、果たしてその中で本音を語り合い、気持ちを
一つにした関係さえも否定されるものなのか。

意外にも今回のキーポイントは貴子の娘・咲希が握っていた。
どうしても友達を一番にしないといけないときがある。
このセリフのお陰で貴子は動くことが出来た。しかし折角協調
性を見せようとしていた夫にとっては、あんまり面白くは無い
だろうけどね。

"学級委員長"貴子のお陰で、一度は崩れかけた友情関係が再び
結びつくことになる。貴子は最初にひとみに電話したし、ひとみ
から真由子へと連絡網のように話が飛び回る。
この辺の流れがとても良くできていたかなと思う。
ひとみは年齢以上に幼さを感じる為か真由子との関係に於いても、
目線が上から眺めることは決してない。寧ろ真由子の方が
お姉さん的要素を持つ。へそを曲げた真由子を宥める事が出来る
のは何よりもひとみかなという気がする。

ついにたまきの息子の件に関して真実が語られた。
夫はたまきの気持ちの整理がつくまで嘘に付き合っていた様子。
たまきが臨海のキャンプに息子を行かせたせいで亡くしてしまっ
た事。子供を亡くしただけでなく、それが自分の責任として
罪を感じていた事。
友情を感じさせる為に、みんなが部屋で涙するシーンはそれを
象徴していて良かったね。

ただ理佐子とは直接関係ないエピソードかな。
ナイフが出てきたことは驚くべき事だけどね。

金沢が怪我をしている件がこのナイフに繋がっているのか。
そして理佐子がみんなの前で勝ったと言った言葉が何に掛かって
くるのか、まだまだ特定するには至らない。何故みんなの前から
消えなければならなかったのか、取りあえず次週理佐子との
対面に期待したいところだ。

高柳貴子 ・・・ 鈴木京香 (40歳／元客室乗務員。)
河合ひとみ ・・・ 長谷川京子 (32歳／小心者)
鮫島真由子 ・・・ 吹石一恵 (25歳／自称・元モデル。)
新藤たまき ・・・ 桃井かおり (52歳／敏腕秘書)
＊＊＊
高柳秀典 ・・・ 沢村一樹 (42歳／大手広告代理店)
河合雄一 ・・・ 光石　研 (36歳／財務省官僚)
鮫島賢治 ・・・ 遠藤憲一 (45歳／医師)
新藤哲夫 ・・・ 石原良純 (44歳／弁護士)
浮田夏子 ・・・ 滝沢沙織
甘利俊樹 ・・・ 小浜正寛 (礼儀正しい警察官)
高柳咲希 ・・・ 荒井萌 (中2反抗期真っ只中)
河合晴彦 ・・・ 平野心暖
河合奈々 ・・・ 松本春姫
川島礼二 ・・・ 植田浩望 (美容師。やっくんすっぴん)
水谷隼人 ・・・ 細田よしひこ (証券マン)
久木田慶介 ・・・ 加藤虎ノ介 (ピアニスト)
白石理佐子 ・・・ 戸田菜穂
＊＊＊
勝沼龍太郎 ・・・ 小日向文世 (口も態度も悪い威圧的な警察官)

金沢 ・・・ 春田純一

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)