スクラップ・ティーチャー 〜教師再生〜

脚本...水橋文美江、及川拓郎、佐藤久美子、江頭美智留

http://www.ntv.co.jp/scrap/


第4話 最弱ランナー涙のゴール


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教頭にだけは絶対になりたくない。朝は誰よりも早く出勤し
帰宅は誰よりも遅くなる。あれこれ先生や保護者の間に立って
気を配らねばならない。
校長がまた出張する。全ての雑務の責任は教頭に有ると告げら
れ、仕方なく校内のゴミ拾い。
城東区中学対抗マラソンが今年第40回大会を迎えるという記念
すべき大会。男女一名ずつが選ばれるはずだが、この学校には
長距離の陸上選手は殆どおらず、選出には困難を極める。
松尾先生は女子の代表にはウチのクラスに田中という長距離
選手が居るとして選出すれば良いことを告げるが男子は居ない
ので、適当に決めれば良いと告げる。
適当なんて駄目だと名乗り出るのは杉先生だった。
一人一人のタイムを計測し、代表を決めようという。しかし
他の先生たちは面倒なのでと言うことで、杉先生のクラスから
適当に決めて欲しいと言い残して去っていく。

杉はクラスルームの時、マラソン大会の話をする。
誰か適任者は居ないのか。生徒の一人が居眠りしている木ノ内
を指さし彼で良いのではないかと告げる。押しつけるのは駄目
だと反論する久坂。だが本人は俺で良ければ出場すると言い出
す。
言葉の真意を確かめる為直接彼に説明を聞く杉先生。
すると走るのは苦手だが、これまで選ばれるような事が一切
無かったので、自らやってみたいという事だった。
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今回の脚本は江頭さんと水橋さんのコラボレート。

ドラマとしては生徒の気持ちを第一に考え行動するという
杉先生の奮闘ぶりと、その奮闘ぶりに感化されつつある
臨時講師・滝ゆう子、そして少しずつ先生の頑張りに
応えようとする生徒たちの姿を描いた。

こういっては何だけど、先生と生徒が互いにすり寄り協力
し会うだけでドラマって面白くなるもんだね。
これまでの1話と2話の頃が嘘のようにドラマが面白くなり
始めた。杉先生の意図する事が生徒たちに影響を与える楽し
さだったり、イチ視聴者として杉先生の視線でドラマを見て
いるんだなとつくづく感じさせられる。

教頭にテストを受けさせるという展開は流石に違和感
が有った。こんなくだらない事に付き合う教師は居るのだろ
うか。しかもあの報告書を教育委員会に提出されたとしても
解任される事はまず無いと断言できる。
あの紙切れ一枚だけで処遇を決める事なんてあり得ないだろ
うしね。

熱血教師ぶりに教頭が嫉妬するという流れは面白いのだが
もう少し違った形でそれを表現しても良かったのかもしれ
ない。

マラソンについては完全に高杉の特異性を描く為だけに
存在した感じだ。

久坂秀三郎.....中島裕翔(2−B生徒。)
高杉東一.....山田涼介(転校生。)
吉田栄太郎.....知念侑李(転校生。)
入江杉蔵.....有岡大貴(転校生)

杉虎之助.....上地雄輔(2−B担任。)
滝ゆう子.....加藤あい(教員採用試験に落ちて講師に。)
松尾悟史.....向井理(2−A担任。)
高須久公.....八嶋智人(学年主任。)

沢渡岬.....高畑岬
楠本風磨.....菊池風磨
美濃部健人.....中島健人

柴原みどり.....住谷念美 (中華料理店)
榎戸庄助.....升毅 (校長)
矢吹一.....六角精児 (教頭)
ジョン崎田.....仲本工事
豪徳寺秋美.....南野陽子

教師
内田紳一郎、藤本静、かねちくけんじ、増田修一朗
ハンサム判治、平方元基

生徒
田中あさみ、足立梨花、西内まりや、佐野愛里紗、角池恵里菜
伊藤沙莉、指出瑞貴、沼倉花菜、水嶋瑞希、間宮祥太朗
磯貝奈美、恵隆一郎、伊東誠、新井大輔、岡本拓朗、桑原成吾

住谷念美、大島蓉子、竹内晶子、山本あゆみ、鈴木誠克
板倉輝

田中あさみさんのblog
http://www.blog.s-woman.net/stmo/cat2835528/index.html
西内まりやさんのblog
http://mariya.vision-blog.jp/

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