スクラップ・ティーチャー 〜教師再生〜

脚本...水橋文美江、及川拓郎、佐藤久美子、江頭美智留

http://www.ntv.co.jp/scrap/


第9話 さらばスーパー中学生


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テストの点数水増し事件の当事者・校長の榎戸庄助は、生徒
の為にやったと告げるが、松尾と二人で話しているときに、
たった一度のテストの結果で統廃合が見直されるはずはなく、
次の学校に行く時のための点数稼ぎだという事を聞いて、杉は
たまらず校長を殴り飛ばす。そしてどうでも良いとはどういう
事かと尋ねる。生徒達は学校を無くしたくはない一心で努力
していたのに・・・生徒達に謝らないといけないと杉は教室
へと向かう。

杉は生徒達の前でテストの結果が統廃合の結果に影響を与える
というのは嘘だったことを告げ謝罪する。一体誰がそんな事を
したのか?その問いかけに高杉が校長だろうと告げる。
次の学校に行くときに評価が上がるとでも思ったのではないか
と聞かされ、生徒達は許せないとして職員室へ駆け込む。
生徒達の勢いに押された副校長が警察に電話するというが、
警察を呼んだら校長のことが公になって困るのは先生達だと
告げる。暴走気味の生徒達を制したのは久坂だった。
俺達の望みはこの学校の生徒として卒業したい事だとして、
校長を責めるのを辞める。

杉先生が生徒達に頭を下げた事を松尾が疑問を投げかける。
教師が生徒に頭を下げるなんて軽率な行動だという。しかし杉
は悪いことをしたら教師でも非を認めて謝ること。それが生徒
たちに対する努めだと告げる。非を認めるというのであれば、
校長を殴ったことも非として認めるのかと問われ、責任を取っ
て辞めてもらうと松尾は告げる。
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いよいよジャニーズ系ドラマの最終回。
最終回は江頭美智留プレゼンツで締めくくられた。

ドラマでは高杉が言った台詞が全てを物語っている。

"僕が変わったのではない"

この学校の先生、そして生徒達が自分たちから変わろうとして
動いている現実。

一人捻くれていた松尾悟史の扱いをどうするのかなと思って見て
いたけど、彼が生徒と向き合えなくなるに至る父親のエピソード
を描いたのと同時に、今自分がしている事は父親と同じ教師で
有る現実を対比させ、教育に於いて絶望だけを感じている訳では
ないことを描いた。

教育とはすぐには効果が現れるものではないとしながら、
もの凄い時間の経過が流れたところが笑えた。

残念ながら高杉いじりが無く物足りなさも感じたのも事実。

杉先生最後の誠実さは、教師であっても間違いならば生徒に頭
を下げると言うこと。そして教師として教えられることとは
何かを考え、良いことばかりではなく悪いことも有るとして、
殴ってしまった事に対して最後の責任の取り方を模索する話
だった。

久坂秀三郎.....中島裕翔(2−B生徒。)
高杉東一.....山田涼介(転校生。)
吉田栄太郎.....知念侑李(転校生。)
入江杉蔵.....有岡大貴(転校生)

杉虎之助.....上地雄輔(2−B担任。)
滝ゆう子.....加藤あい(教員採用試験に落ちて講師に。)
松尾悟史.....向井理(2−A担任。)
高須久公.....八嶋智人(学年主任。)

沢渡岬.....高畑岬
楠本風磨.....菊池風磨
美濃部健人.....中島健人

柴原みどり.....住谷念美 (中華料理店)
榎戸庄助.....升毅 (校長)
矢吹一.....六角精児 (教頭)
ジョン崎田.....仲本工事
豪徳寺秋美.....南野陽子

教師
内田紳一郎、藤本静、かねちくけんじ、増田修一朗
ハンサム判治、平方元基

生徒
田中あさみ、足立梨花、西内まりや、佐野愛里紗、角池恵里菜
伊藤沙莉、指出瑞貴、沼倉花菜、水嶋瑞希、間宮祥太朗
磯貝奈美、恵隆一郎、伊東誠、新井大輔、岡本拓朗、桑原成吾

田村美沙子.....入江法子
教育長.....不破万作

田中あさみさんのblog
http://www.blog.s-woman.net/stmo/cat2835528/index.html
西内まりやさんのblog
http://mariya.vision-blog.jp/

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