正義の味方

脚本/旺季志ずか(1)~(3)(5)(7) 関えり香(4) 福間正浩(6)

http://www.ntv.co.jp/seigi/


第7話 渡る世間は鬼ばっかッ!


槇子が居ないだけでこんなに食べられると家族で焼き肉を
食べながら幸せを満喫する容子。
一方槇子と直紀の夕食は店屋物が続いていた。
直紀は仕事をしている槇子の姿が好きなので、無理に家事を
する必要がない事を告げる。食器を洗ったりするのもいつの間
にか直紀の仕事になっていた。
槇子は最近妙に率先して残業を行っていた。夫が頑張っている
のに自分も負けられないという彼女。職場の堀田亜梨沙から仕事
と家事の両立は大変ではないのかと問われるが、それには
夫を立てて良い気分にさせて手伝わせる事が大切だと告げる。
槇子は新婚早々夫を操縦し都合良くこき使わせるよう躾けて
いたのである。
いつものように槇子は容子にパンや一週間分の食材を買っておく
様言いつける。泣く泣く従うしかない妹。そんな中、姑である
里美が合い鍵を使って留守の良川家をチェックしにくる。
玄関には店屋物の容器、部屋は散らかしっぱなしで、洗濯も
掃除もしておらず、食器も洗わず、冷蔵庫も空っぽの嫁に
怒り心頭の姑。嫁の怠慢さを見せるためにすぐに夫の克夫を
引き連れてやってくる。しかしすれ違いざまに容子が姉の
全ての尻ぬぐいをしたために、里美の妄言という結果となる
のだった。

ドラマとしての興味は、槇子が本性を隠し通しながら
新婚生活を送ることが出来るのかという事に尽きるのだが、
意外にも嫁姑のバトルが面白く、色んな見どころのある展開
だった。

初めは容子を通して互いに不満を語り合う展開だったが、
次第に直接言い合いになるなど、ヒートアップしていくウチに
槇子の本性が露わになるのではないかとヒヤヒヤな展開。

何と言っても中立にいる容子が双方から買収されて、どっち
とも付かずの展開を用意したこと。殆ど彼女のリアクション
劇場になっているが、可愛さも相まって、退屈のしない
展開が用意されている。

激しく言い合うのは女性たちで、男性は我関せずの態度を
見せている。
他人の時には気にならなかったが、身内になった途端に口うる
さく変貌していく所など、なかなかリアルな描写で語られるが、
ドラマとして面白いのは、その争いに中田春子もまた参入
しそうな方向性を持っていること。
槇子の親という割りに春子の役柄は何処か落ち着きは放ち
優しさに溢れていたが、この人の本性も槇子と似たようなもの
が有るのかと思わせる。

今回の槇子の正義は、良川家の親子関係をつねたもの。
少し強引な感じにも見えたが、毎回この要素は強引に見える
ので仕方がないのかも知れない。それよりも槇子が悪態を
付いている現状を良川に見られたことが問題ではないのか。
まぁ犬の飼い主の躾やマナーが悪いことも有るけど、他人に
対してあそこまで厳しく発言するのは親として心配にならない
のかなと思う。

中田容子 ……… 志田未来 (16) 妹。姉にこき使われる。
中田槇子 ……… 山田優 (24) 姉。超頭良し、仕事も完璧。
良川直紀 ……… 向井理 政務省 好青年。
岡本 陸 ……… 本郷奏多 (16) 容子をクマ子と呼ぶ。
山下ミドリ ……… 滝沢沙織 政務省 槇子のライバル。
森山知佳 ……… 西内まりや (16) 自称・陸の彼女らしい
小森太一(ジャンボ)……… 入江甚儀 (16) 容子の幼馴染み。
小松響子 ……… 中村静香 (16) 友人A
島崎麻衣 ……… 志村玲那 (16) 友人B
野上公一郎 ……… 徳井優 政務省 槇子に頭の上がらない上司
堀田亜梨沙 ……… 石井美絵子 政務省 槇子を尊敬している
中田五郎 ……… 佐野史郎 (52) 父。電車が趣味
中田春子 ……… 田中好子 (48) 母。社長の娘らしい

幼少期の槇子 ……… 夏居瑠奈 (http://star-studio.jp/natsui-runa/)
幼少期の容子 ……… 紺野萌花

guest
良川克夫 ……… 平泉成
良川里美 ……… 山口いづみ (http://yaplog.jp/vert_saison/)
良川弘志 ……… 田島亮

今野紗希、中里愛希、川崎優利愛、久本朋子

西内まりやさんのblog
http://blog.vision-new.jp/archives/cat_2216.html

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