シバトラ 〜童顔刑事・柴田竹虎〜

脚本/武藤将吾

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第6話 復讐…涙あふれる最終対決


竹虎はさくらと会い今回の件について状況を報告し合う。。
落合が大人達に子供を斡旋していた事。
落合は昔竹虎の仲間だった事。そして竹虎の父親が撃たれた後
亡くなった女性はさくらの妹である事。
さくらから落合について知っている情報の全てを話して欲しい
と言われ、竹虎は出会った頃の話しをする。
落合とは高校に入ってから知り合ったという。
共に両親が居ないという家庭環境が似ており、そこから連む
ようになった二人。しかし運命を分けたのは、竹虎の父親と
会ってからだという。父親に出会ったことで竹虎は投げやり
だった人生からやり直す事を決め、その辺りから二人はそりが
合わなくなっていった。
さくらは生島透子の携帯の着信履歴から、最後に彼女が通話
したのは落合であることを告げ、生島の件を一から洗い直す
べきだと発言。
一方小次郎の元に一本の電話が鳴る。
落合本人からのもので、彼からまた誰かを殺されたくなかったら
これ以上俺の邪魔はするなと告げてきた。
更に署に戻ったさくらの元に生島透子から電話が鳴る。
現在監禁されており助けて欲しいというもの。
竹虎は捜査に於いて新庄と組むことになり、早速メイド喫茶の
捜索を行うことにする。すると斡旋されていると思われる女の子
たちのリストを発見。その中から生島と同じ水泳教室に通って
いた水原咲という女性の名が浮かび上がる。事情を聞くために
竹虎は彼女が通う水泳教室に潜り込むことになる。

竹虎、小次郎、さくらに共通する相手・落合建夫と対峙する話
だった。

復讐に全力を傾ける小次郎とさくらに対して、竹虎のとった行動
とは、何人たりとも根っからの悪人などおらず、更正する事を
信じて待つというもの。それが父親を殺した相手であっても、
父親の意思を尊重して、人を信じる事の重要性を説く。

これだけ復讐心を燃やしている人物に対して、竹虎の言動だけで
収まるものだろうかという疑問は有るが、落合を目の前にして
信じると語ったときの相手の驚きの表情を見る限り、その可能性
はあるという所だろうか。

竹虎のキャラクターを使った潜入作戦は健在。
竹虎と小次郎の見解の違いによる争いごとが有り、竹刀に見立て
て竹ぼうきを振り回すシーンなど、竹虎のキャラクターを存分に
披露した話しでもある。
そして竹虎に死に神が見られるようになるエピソードと、さくら
の妹・ゆりが亡くなった事に対して、竹虎が何故責任感を感じて
いるのかが分かるエピソード有りと、殆ど最終回に近い扱い
だった。

その分、最後に落合を逃がすシーンはかなり不自然にも映る。
そして今後も落合のエピソードを引っ張り倒すとなるとかなり
グダグダ感を生じるのではないかと心配でならないところだ。

柴田竹虎 : 小池徹平 (24) 生活安全課
宝生美月 : 大後寿々花 (16) 高校生
白豚 : 塚地武雅 (23) ハッカー
千葉さくら : 真矢みき (40) 生活安全課
新庄徹 : 宮川大輔 (32) 生活安全課
鮎川環 : 南明奈 (23)交通課
南原貫太郎 : 内田滋 生活安全課
宇崎亨 : 聡太郎 (20)ヘルタースケルター
宮城芽衣 : 近野成美 (24)交通課
真鍋夕菜 : 松田珠希 (23)交通課
藤木小次郎 : 藤木直人(32) 古着屋

guest
落合建夫 : 橋爪遼
生島透子 : 志田菜々子
岩城 : 青木伸輔
千葉ゆり: 原田佳奈
水原咲: 垣内彩未

平賀雅臣、長野太郎

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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