Tommorrow 〜陽はまたのぼる〜

脚本/篠崎絵里子、八津弘幸

http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/


第10話 死ぬな!病院…!!


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病院の閉鎖が決定し部屋の整理をする森山と仙道。
皆病院のスタッフは就職活動を行い次々と職場が決まっていく。
愛子はまだ就職活動をしておらず身の振り方を決めかねていた。
そんなとき妹・七海がやってきて、大学をやめたい旨を語る。
今まで母親を殺した人を訴えたいと思ってきたが、これからは
もっと前向きな目標を持っていきたいという。そして自分は
森山先生の様な医者になりたいと告げるのだった。そして七海
は姉には自分の思うとおりにして欲しいと告げると彼女はすぐに
病院へと足を運ぶ。そして森山に会うと彼女は、病院を守ると
言って以来私たちはまだ何もしておらず、このまま諦めるのは
嫌だと発言。もう一度ココでやり直したい事を告げると森山は
微笑みかけた。そして自分も同じ事を考えていたと告げる。

不服申し立てを行おうとして院長に協力を仰ごうとするも、
彼はすでに次の職場探していた。副市長から県庁内の医療安全
センター所長に打診されているという。
愛子は市民病院の取り壊しに反対する署名を集めようとしていた。
しかし町人の多くは病院の跡地に出来るリゾートホテル内での
仕事が決まっていることもあり、表だって愛子の味方をすること
が出来ないで居た。
更に砂浜では西山室市の開発計画のカウントダウン祭という名で
イベントを開き、反対派が何も出来ないよう画策していたのである。
しかしそのイベントで大惨事が起こるのだった。
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いよいよ最終回。

市民病院の必要性を訴える展開ではあるけれど、流石にあの
イベントでの事故は不自然に映る。病院がメインのドラマな
ので毎回怪我や手術シーンを見せなければならない事情も
分かるのだけど、穏やかな時を過ごす片田舎の市民病院の
姿からは想像できないほどのイベント尽くしだ。

意地悪な言い方をすると蓮見洋治は娘のお陰で市民病院の
必要性を感じたわけだが、娘が事故に遭わねば、病院存続に
加勢することも無かったのだよね。市民の事を考えるべき
副市長の立場なのに、それに気がつかないとはなんともお粗末。

しかし最後になって市民のために市があると考え直しただけ
でも良かったけどね。

結局オープン病院にたどり着いたわけだが、それ程先進的な
考えでも無さそうなのに、これをやっている病院って無いの
だろうか。日本はボランティアとかチャリティに関しては
随分後進国だと思う。アメリカのドラマを見れば病院などで
小児科病棟を増やすともなれば、地元の金持ち集団がすぐに
チャリティ基金の為のパーティーなど開くシーンを何度も
目にしたことがあるが、日本じゃ他人事だものね。

七海の森山に対する怒りも何時の頃からか効力を失い、
医療に目を向け始めた。唐突感は否めないが、森山にとっては
一番嬉しい人たちからの信頼を得たという意味で、立派に
この町の住民として受け入れられた瞬間では無かろうか。

リゾート開発も必要な事だと思うが、わざわざ病院を潰して
まで興すべき事業なのかという気がするね。

しかしこのドラマ美人揃いだなぁ。
MISSION好きだったので、橋本真実起用は本当に嬉しい。
こんな病院が有れば是非入院したい(+_+

森山航平 … 竹野内 豊 (市役所職員)
田中愛子 … 菅野美穂 (看護師)
遠藤紗綾 … 緒川たまき (脳外科医)
田中七海 … 黒川智花 (愛子の妹)
原田和子 … エド・はるみ (看護師長)
加藤圭太 … 永田 彬 (看護師)
杉山麻衣 … 橋本真実 (看護師)
滝沢希美 … 有村実樹 (看護師)
三島千夏 … 秋田真琴 (看護師)
マコト … 沢木ルカ (ぜんそく持ち患者)
橋元聡子 … 氏家恵 (看護師)
金子 歩 … 村松利史 (患者)
薮内二郎 … 六角慎司 (外科医)
片岡庸一 … 田中 実 (医師)
柿沼高太郎 … 志賀廣太郎 (院長)
田中好美 … 永島暎子 (愛子と七海の母)
蓮見洋治 … 陣内孝則 (特別出演) (副市長)
仙道郁夫 … 岸部一徳 (病院・事務長)

九十九一、石本武士

guest
松永泰三 … 品川徹
蓮見唯 … 稲垣鈴夏

星村麻衣(sp)、大堀こういち、藤岡大樹、山田親太朗
柳田努、上村敬治、森本臣泰、原田哲光
内海修宏、肴フィッシュ

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