トップセールス

http://www.nhk.or.jp/dodra/topsales/

第4話 絆

営業所を改装し販売店も兼ねることになる。
その客寄せのための企画として槙野久子の発案で野菜の
安売りを始める。企画の主旨は家族を呼ぶこと。
予想以上に好評で人が販売所に集まる。
販売数がトップに近づき絶好調の久子だが、営業所の社員
たちから次第に距離を置かれ、時には足を引っ張られること
も有った。活躍故のやっかみにも思えたが、光枝からは
あんたが正しいという顔をしていることに反発しているのだ
言われる。
一方販売のために久子が半年以上足繁く通う小峰酒店。
主人の勇夫が常用しているトラックは15年目という事もあり
買い換え需要を狙っていたが、なかなか勇夫は首を縦には
振らなかった。やがて勇夫の息子・雄二の営業について
いるのが営業所のトップセールスの谷口克彦である事が分かる。
雄二はこの土地をフランチャイズ契約してコンビニ化を目論ん
でいた。父親と息子の対立。話しを聞いていく内に、単なる
土地を巡る対立だけではないことが分かる。

ドラマのメインは一台のトラックを巡る親子の暗い過去と
因縁の関係を描いた話しだった。
幸せな未来を作る為に購入したトラック。そんな幸せな日に
同時に最悪の日が訪れてしまった家庭の苦悩を描いた。

10年ぶりの親子の再会。コミュニケーションの不足により一台
のトラックに拘る理由が曲解して伝わってしまう。
営業のメンバーが二人の絆を取り持つ話しで、誤解が有った
二人の思惑のズレを上手く修正する。

岡野英二が本社に戻ることになった柴田隆男に語る言葉が
このドラマを象徴しているものなのかもしれない。
営業は数字が全て。数字の奥に有る車を売る人の姿を忘れない
で欲しい。と。

槙野久子の販売手法や自信ありげな態度に疑問を持ち始める
同僚達。同性・中野晴美からも拒否感を告げられる。
女性の営業マンに対する風当たりの強い時代だろうから
仕方がないのかもしれない。どんなに頑張っても業績が目に
見えて上がることのない事務職の中野晴美の心情も描かれ、
営業と事務のモチベーションの違いなどもドラマでは上手く
描かれた格好だ。

槙野久子 ...夏川結衣
柴田隆男 ...椎名拮平
柴田(野沢)真理子 ...石田ひかり
大森吾郎 ...山口馬木也
高村雅之 ...大沢健
槙野光枝 ...十朱幸代
槙野浩太郎 ...石橋蓮司
岡野英二 ...蟹江敬三
谷口克彦 ...鈴木一真
藤山邦子 ...梅沢昌代
中野晴美 ...佐藤仁美
佐々木義男 ...塩野谷正幸
森達郎 ...櫻井章喜
阿部幸雄 ...塩谷瞬

guest
小峰雄二 ...柏原収史
小峰勇夫 ...津嘉山正種

山田辰夫、陰山泰、高瀬春菜、草野康太、悠木千帆、真実一路
寺田千穂、橋沢進一、本間康之、田中碧海、中村織央
松原菜野花

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system