ヤスコとケンジ

脚本/山浦雅大(1)、渡辺雄介(2)

http://www.ntv.co.jp/yasuken/


第2話 純情レディース総長の変身告白


椿純と一緒にいるところを不良達に絡まれた沖康子。
エリカと沖健児が来たことで二人は無事助かる。
そこでエリカと健児は既に顔なじみであり、互いのグループは
かつて激しい縄張り争いを繰り広げていたことを知る。
エリカの弟と一緒の高校に通っていることを知った健児は
妹に転校届けを出させようとする。拒否した事で自ら学校へ
赴き担任に話しを付けようとすると、彼女の成績では他の
高校への編入も難しく、大学進学は絶望的だと言われ、仕方なく
転校することを辞める。しかし変わりに門限は更に短くなり
3時30分になってしまう。
学校帰り、花屋の前を通ったところで康子はエリカに呼び止め
られ、昨日暴言を吐いたことに謝罪される。
そこでエリカの片思いの相手が健児で有ることを知る。色々と
事情を聞くと、エリカはかつて太っていた時期に告白した事が
有り、その時は断られたという。ダイエットの末、今の彼女に
なった訳だが、二度目の告白をしていないことを知り、康子は
二人を結ばせ、自分も純との関係を成就させようと作戦を練る
のだが...。

今回は沖健児が何故現在漫画家となっているのかを描いた話し
だった。それと同時に彼が使うペンネーム"桜場れいか"に込め
られた誕生秘話とその思いを描いた話しだった。

健児とエリカ、お似合いの二人だが、肝心の所で"暴走族"と
しての血が騒ぎ、素直になれないというのがこのドラマの
一つのパターン。
その着火点は色々と有りそうだが、シオらしくする姿と素直に
なれない二つの側面が存在するエリカに対して、一直線に付き
進むのが健児のキャラクターだ。
なかなか相容れない関係にも思えるが、巡り巡っていくと
何処かで波長の合う二人の姿は容易に想像できる。

演出家はごくせんの人ではないかというくらいに色んな所で
類似点を見つけるところが出来るが、青田の存在はちょっと
コテコテ過ぎて消化不良な印象も受ける。
ブレーキばかりの二人にはこういう潤滑油を演じるキャラクター
は必要なのかも知れないが、毎回最後は乱闘シーンだとそれこそ
ごくせんを踏襲し過ぎな気もする。

ドラマはやっぱり乙女チックに語る多部ちゃんにかかっている。
彼女が一人で演技しているシーンはドラマの中でも安定した
良さが存在おり、彼女の舵取りがこのドラマを支えている感じ
だ。

沖健児 ・・・ 松岡昌宏
沖康子 ・・・ 多部未華子
椿エリカ ・・・ 広末涼子
椿純  ・・・ 大倉忠義
*   *   *
宮園かおり・・・ 山口紗弥加
アジダス  ・・・ 渡部豪太
モス   ・・・内山信二
青田    ・・・ RIKIYA
亜紀・・・東亜優
千里・・・江頭由衣
真行寺ひよこ・・・小嶋陽菜
留美・・・西田奈津美
あやめ・・・松本華奈
赤川・・・HIRO(安田大サーカス)
渋谷勝 ・・・嶋大輔
星川優紀子・・・櫻井淳子

住田隆、八木優希、持田雅代、布施博、小林きな子、辻龍也
飯島浩和、山口幹、芹澤新元祐、高橋友也、田盛辰実
永田俊樹、渡邊寛久郎、窪正寿、晃生、角田昭彦、嶋村昇次
小山紘徳、近藤浩志、山村秀勝

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system