ヤスコとケンジ

脚本/山浦雅大(1)(4)(6)、渡辺雄介(2)(5)(7)、大石哲也(3)

http://www.ntv.co.jp/yasuken/


第7話 正体バレた!?コスプレ替玉作戦


沖健児に挑発されると必ずその挑発に乗ってしまうエリカに
みんなで特訓する。キレなければ必ずアイツはトキメクはず。
そんな時康子を呼ぶ兄の声が聞こえる。いつものように
予備校をサボっている事がばれたのだ。
一方桜葉れいかの漫画を扱う出版社では、最近奇妙な電話が
鳴り響いていた。桜葉れいかの正体は、女性ではなく元暴走族
総長だという。その事はインターネットでも流れ出していると
事。優紀子は電話を切ってインターネットを検索してみると、
確かにその情報が書かれていた。更にゴシップ誌の記者・長内
忠から証拠だという写真を見せられ真相を証すよう詰め寄られ
る。優紀子は健児らの元を訪れ、暴力沙汰は御法度であると
念を押していたのにと責める。しかし既にパパラッチの手は
住所まで突きとめているとの事だった。
兄が漫画を書けなくなったら家にお金が無くなり、その結果
高校に通えず、椿純とも逢えなくなるかも知れない。康子は
ベッドの上で心配してジタバタする。
翌日の予備校でも話題は桜葉れいかの正体についてだった。
読者に対する裏切りだとの声に益々焦りの顔を見せる康子。
すると帰りがけに椿純から良い考えがあると耳打ちされる。
それはエリカを桜葉れいかとして紹介しマスコミに情報を
流すことで沈静化を図るというもの。優紀子を含めてみんなが
集まる場でその事を告げると、健児は渋々了承し、エリカに
初めての頼み事をするのだった。

今回は桜葉れいかの正体が世間にバレてしまうという事で
あれこれ画策するも、結局人の犠牲の上に幸せを求めても意味
が無いとの事で、情報が流出するのを諦める展開だった。

今回のドラマを見て不思議に思ったのが、特効服着て乱闘する
写真を見せられ、これが桜葉れいかだと言っても世間は信じる
のだろうかという事だ。
正体を隠し通している限り、色んな風評が出るのは仕方がない
としても黙っていれば自然淘汰されるネタじゃないかと思わ
なくもない。

冒頭の展開が一番面白かった。
椿純が健児のマネをする辺りのコント。
沖健児の表情見てもの凄い顔芸だなと思っていたけど、意外
と誰にでも出来る表情なのか。あの白目向いた表情なんて
もの凄く笑えるのだが、椿純がモノマネしているシーンが
何処か微笑ましいものがあった。

今回は有る意味普段の沖健児からは想像できない展開だった。
エリカに初めての頼みをする事。
そして初めて心情を吐露し、今の自分の漫画に賭ける思いが
康子の為だけにあるのではなく、桜葉れいかを応援してくれる
人のために有る点だ。

部屋の中で仕事をしている限り、自分の漫画がどの程度世間
から好評を得ているのか伝わりづらい部分もあるのだろうが、
ダイレクトな心情をエリカを通して伝える事で、応援して
くれる人の期待に応えたいと思う健児の心情がよく現れていた。

ドラマとしては漫画しかないと思っている健児からそれを取り
上げる事の非情な部分と、失ってみて気がつく仲間の結束力
と言う点、大事な物はきちんと持っている事を証明するような
話しになった。

沖健児 ・・・ 松岡昌宏 (康子の兄)
沖康子 ・・・ 多部未華子 (妹)
椿エリカ ・・・ 広末涼子 (元レディース)
椿純  ・・・ 大倉忠義 (エリカの妹)
*   *   *
宮園かおり・・・ 山口紗弥加 (エリカの舎弟)
アジダス  ・・・ 渡部豪太 (暴走族の元特攻隊長)
モス   ・・・内山信二 (暴走族の元親衛隊長)
青田龍爾 ・・・ RIKIYA (エリカに付きまとう)
亜紀・・・東亜優 (青葉台3-F)
千里・・・江頭由衣 (青葉台3-F)
真行寺ひよこ・・・小嶋陽菜 (青葉台特Aクラス)
留美・・・西田奈津美 (青葉台特Aクラス)
あやめ・・・松本華奈 (青葉台特Aクラス)
赤川・・・HIRO(安田大サーカス)
渋谷勝 ・・・嶋大輔 (カレー屋「ルート15」の店主)
星川優紀子・・・櫻井淳子 (編集者)

幼い頃の康子・・・八木優希
康子の担任の先生・・・住田隆

guest
長内忠・・・小木茂光

ザ・たっち

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