絶対彼氏 〜完全無欠の恋人ロボット〜 脚本／根津理香(1)(2)(3)(5)(6)、文島礼(4)、二瓶遵平(7) http://wwwz.fujitv.co.jp/ZK/index.html

第7話 届いた愛

立ちくらみする梨衣子に思わず創志は抱きついた。
我に返りすぐに離れるが二人は少し気まずい雰囲気のまま
別れる。
一方並切はゼロワンの修理を行う。感情データへの接触不良
から起こった事で、これでプログラム以外のことはしない
だろうと太鼓判を押す。感情を持ったロボットは忠誠心を
失う犬と同じであり、感情、知能、意識、自我など備えた
ロボットは壊れているのと同じだと白鷺は語る。
しかし並切は上司への報告とは逆に、その原因を未だ特定出来て
いなかった。
創志は兄・将志や社長の和志が居る前で、コンクールに出場
したい事を告げる。将志は言われたことだけしていれば良い
と相変わらずの対応を見せるが、社長は二人を競わせ、良い
作品を仕上げた方を出品させることにすると告げる。
そんな中、ASAMOTOに一人の女性・平井夏美がやってくる。
雑誌にも取り上げられる新鋭パティシエである彼女は、
創志の元彼女であるという。彼女はASAMOTOとパティシエ契約
を結んだ人であり、兄の差し金である事が分かる。

7話目にして初めての脚本家・二瓶遵平さんの登場。

冒頭から続くナイトに対する梨衣子の対応の仕方があまりに
適当であり、ぞんざいで有り、愛情の欠片も感じないわけだが、
そんな彼女がナイトという存在を改めて見直すまでを描いた。

ここに来てナイトのキャラクターに対する見方を一変させる
様なナイトのコミカルな一面、人間的な一面が垣間見始めた。
これが感情、知能、意識、自我を備えたロボットの行動と
いった所なのだろうか。

自分は一体梨衣子に何をしてあげられるのか。
最初は単純に応援するという行動だった彼が、自分で何が
必要なのかを考え始め、現在の彼女が一番望むべき事を
してあげられるようになる。

無味乾燥な対処だった梨衣子の表情にも、次第に笑顔や涙
といった感情を取り戻していく所など良くできた点。

冒頭からやたらと絡んできた子供を使った所も良かったね。

ナイトがロボットで有ることをふじ子が気がつき始める流れ
だったり、梨衣子に意地悪をしているダークな美加の本性が
相手に伝わるなど、メインのシナリオ以外にも興味深い
流れが存在している点も面白かった。

天城ナイト ……………… 速水もこみち
浅元創志 ……………… 水嶋ヒロ
井沢梨衣子 ……………… 相武紗季
浅元和志 ……………… 山本圭
白鷺優貴 ……………… 篠井英介
伊藤美加 ……………… 上野なつひ
浅元将志 ……………… 中村俊介
並切岳 ……………… 佐々木蔵之介
平田一 ……………… 佐戸井けん太
安達香子 ……………… 猫背椿
佐藤のぞみ ……………… 河本麻希
田中陽一郎 ……………… 加治将樹
浅元志朗 ……………… 山田明郷
吉岡鉄子 ……………… 峯村リエ
大野千穂 ……………… 英玲奈
森川靖 ……………… 桜木涼介
出井武 ……………… 綿貫正市
林孝太 ……………… 入江甚儀
＊
若林ふじ子 ……………… 真矢みき

guest
平井夏美 ……………… 酒井彩名

加藤千安樹、稲垣鈴夏、佐藤椛、手嶋智子

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)