絶対彼氏 〜完全無欠の恋人ロボット〜

脚本/根津理香(1)(2)(3)(5)(6)(8)(9)、文島礼(4)
二瓶遵平(7)

http://wwwz.fujitv.co.jp/ZK/index.html


第9話 恋しくて


創志は会社を辞職する。コンクールに井沢とフリーで出場
するための措置だという。兄の将志は一度ASAMOTOから離れて
痛い目に合った方が良いと忠告。
創志はふじ子の店でアルバイトを開始。
そこにナイトのバッテリーを交換しに来た並切を見てふじ子
はすぐにこの人がロボットの制作者であることを直感。
名刺をもらい彼の行動を逐一監視。バッテリー交換のために
店を出た彼らの様子を陰から見ていた。
ふじ子は改めて梨衣子にロボットに本気になってはダメだと
忠告する。
梨衣子の作るコンクール用の菓子が完成する。
梨衣子のアパートの管理人に食べさせるとパリで食べた味に
似ていると評価を受ける。創志はそれを持って一次審査に
申し込みに行く。

ふじ子が最後に言葉でした事が、今回のドラマの主旨という
感じ。
ロボットが恋愛の当事者になる事、それを求める事に対して
疑問符を投げかける展開となった。

ロボットを製作する並切自身が、ロボットが感情を持つこと
は異常なのかと悩み倒している事からも、展開の複雑さを
伺い知れる。
並切の役所はまるでイギリス、SF作家H. G. ウェルズが
創作した「モロー博士の島」の主人公の様だ。

コンクールを通して梨衣子に関わり合う二人の男性を並列に
並べ立て、血の通った人間なのか、感情を持ったロボット
なのかを見比べてみる。
人間がロボットを愛することへの危険性が描かれていない為に、
どちらとも取れない印象だが、ここまで人間に近いロボット
ならばロボットも有りと思わせてしまうところが、また明確な
答えを打ち出せないところではないだろうか。

創志が梨衣子に肩入れする理由は、未完成だが天性のカンが
備わっているからだという。そんな才能を見出す創志にも当然
才能が無くてはならないが、その辺は夏美との絡みの中で上手く
証明している。

ロボット以外の要素としては、浅元の家の兄弟の確執の元が
何処にあるのかって事なのか。
常に頭ごなしに弟の行動を非難する兄の態度。
中村俊介さんの役所ってなんかこういうつまらない役が
多い気がするのだが、二人が和解する日は来るのかな。

天城ナイト ……………… 速水もこみち
浅元創志 ……………… 水嶋ヒロ
井沢梨衣子 ……………… 相武紗季
浅元和志 ……………… 山本圭
白鷺優貴 ……………… 篠井英介
伊藤美加 ……………… 上野なつひ
浅元将志 ……………… 中村俊介
並切岳 ……………… 佐々木蔵之介
平田一 ……………… 佐戸井けん太
安達香子 ……………… 猫背椿
佐藤のぞみ ……………… 河本麻希
田中陽一郎 ……………… 加治将樹
浅元志朗 ……………… 山田明郷
吉岡鉄子 ……………… 峯村リエ
大野千穂 ……………… 英玲奈
森川靖 ……………… 桜木涼介
出井武 ……………… 綿貫正市
林孝太 ……………… 入江甚儀

若林ふじ子 ……………… 真矢みき

guest
平井夏美 ……………… 酒井彩名

KLAUS BRENNER、河野安郎、菊井亜希、安藤裕美

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