7万人探偵ニトベ

脚本/森ハヤシ(1)(5)(10)、葛木英(2)、早野円(3)(6)
西田大輔(4)、杉田鮎味(7)、山岡潤平(8)(9)、麦茉祐美子(9)

プロデューサー/川島保男、後藤勝利
演出/後藤庸介

http://www.bs-asahi.co.jp/nitobe/index.html


第10話 つぐみ絶体絶命!


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中里由利は衆院選の投票の為に遅れて店にやってくる。つぐみ
にはまだ選挙権が無かった。
由利は大沢しのぶに投票したという。苦労している人を応援
したいのだという。
最近大沢しのぶの元に脅迫状が届く事件が発生していた。
容疑者はフリーターの木原修一。その名前を聞いてつぐみは
中学時代に彼にラブレーターを出したときのことを思い出す。
そんな彼女の元に宗像次郎がやってくる。木原と同級生の
つぐみに張り込み現場に来て木原の顔を教えて欲しいのだとい
う。
しのぶの自宅近くで張り込んでいると家の中から悲鳴の声が
聞こえる。書斎でしのぶの夫が殺害されていたのである。
凶器はPC用の通信用ケーブルで首を絞殺したもの。死亡推定
時刻は2時から2時半との事だった。
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つぐみの必需品である携帯電話を取り上げられ、7万人からの
助言が聞けなくなる中で、果たして犯人を導き出すことが
出来るのか。

携帯が使えなくなるパターンというのもなかなか面白く、
最終回だからバーチャルな世界に頼らず自分の力で解決して
いくものとばかり思ってしまった。しかしそれをしたら
このドラマではなくなるという事で、最後は携帯電話を手にして
見事事件を解決していくという段取り。

その携帯を運んでくるのが店長であり、会員の一人だったと
いうオチもなかなか上手い。

ちょっとダイイングメッセージだと思われたメモの存在が
複雑・難解すぎたかな。こういうのはもっと単純なものを示唆
していると面白いのだが。

指紋を利用したトリックだが、木原の指紋は何時採取したの
だろうか。

最後の投票に関しては、冷静に考えると、事件解決と投票時間
のタイミングが不自然だったが、会員の力の凄さを表すには
面白い使い方だと思う。ただこんな組織的な票を入れられたら
民主主義の崩壊かも知れない。

今日で最終回だが、是非同じキャストで続編を作って欲しい。

新渡戸つぐみ …… 忽那汐里 (18歳・女子大生)
白鳥淳之介 …… 田中幸太朗 (27歳・新米刑事)
中里由利 …… 酒井若菜 (30歳・ギャルブランドショップの店長)
宗像次郎 …… 六角精児 (46歳・刑事課)

高橋ひとみ、岡森諦、塩屋准、徳永淳

酒井若菜さんのblog
http://ameblo.jp/wakana-sakai/

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