ありふれた奇跡

脚本/山田太一
演出/田島大輔、谷村政樹

http://wwwz.fujitv.co.jp/arifureta-kiseki/index.html


第5話


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先日少し恋愛のペースを落とすと公言した手前、実際に会えず
メールだけの関係が続く。普通のサラリーマンの家庭の人が
職人を好きになるだろうか、そして恋愛に対して臆している
現実を正直に語る翔太に対して、加奈は怯んでいるのは自分が
話していないせいだとして、次にあったときには必ず話すとい
う加奈。加奈はある時、以前トラブルで飛び出してしまった
レストラン「イフ」に行こうと翔太を誘う。
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ホモ説が出ていた朋也と重夫の関係が明らかになる。
この二人が美味しいところを持って行ったかな。
これを行うのも最後にしようという事で朋也は重夫に外に女装
のまま出ようと誘う。
臆していた重夫がどうやら目覚めた様で、そう簡単には辞めさ
せてくれない。山田太一のベテラン俳優イジメの構図か。
こういうのはバレてこそのドラマだから、どの辺からバレて
行くのかを楽しみにしていよう。

加奈と翔太は、一歩踏み出そうとしているもののなかなか踏み
出せないでいる。しかし加奈が前進しようとして努力している
であろう姿は十分に伝わってくる。
子供が産めない体であると言うが、問題の核心は産める産め
ないのではなく、其処に至までの経緯だと思う。
翔太が少し積極的になった所が印象的。恋愛の駆け引きに於い
て少し突出し始めた。

藤本と加奈の絡みも有った。
加奈が呼び出さねば藤本の出番が無かったところ。
スナックのママに訪れた突然の不幸を用意する。
藤本が酒を頼りにしようとしたり、今度は人恋しとばかりに
加奈に縋り付こうとする姿。それと同時に加奈の恐怖
が呼び起こされたのかな。ちょっと藤本の行動が恐かったな。
でも加奈は相談しようとして彼を呼び出したのだろうけど、
全然話も出来なかったね。

加奈の母・中城桂の症状が恐い。
自らの事で鬱になりかけている中で、女装趣味の夫と悩みを
抱えている加奈の事実が明らかになったとき、持ちこたえら
れるのだろうか。

中城加奈(29) - 仲間由紀恵 (娘:業務用厨房機器販売)
中城桂(50) - 戸田恵子 (母:人形教室)
中城朋也(54) - 岸部一徳 (父:サラリーマン)
中城静江(76) - 八千草薫 (祖母)
田崎翔太(31) - 加瀬亮 (息子:左官)
田崎重夫(54) - 風間杜夫 (父:水道局勤務)
田崎四郎(77) - 井川比佐志 (祖父:左官)

藤本誠(50) - 陣内孝則 (妻・娘を火事で亡くす)
安藤律子(48)- キムラ緑子 (翔太の母。離婚)
神戸幸作(42) - 松重豊 (左官)
時枝春美(25) - 黒坂真美 (加奈の同僚)
妙 - 宮田早苗 (スナックのママ)

松崎恒夫 - 志賀廣太郎
堀田綾子 - 美保純

喜多道枚、曽根悠多、吉岡麻由子、渡辺舞、上山奈緒美
永島涼太、柳野幸成、山嵜聡弘、熊谷美香、宮坂あゆみ

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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