アタシんちの男子 脚本／武藤将吾 企画／立松嗣章 演出／松田秀知、佐藤源太 http://wwwz.fujitv.co.jp/atashinchi/index.html

第2話 男子のフェロモン
--------------------------------------------------------
悪知恵は働くのに約束一つ守れない。そんな兄弟たちにあきれ
果て、翔が止めるも千里は出て行く。
時田はネットカフェに居る千里を捜しにやってくると、その足
で彼女を連れて新造の会社"ミラクル"へ連れて行く。
ちょうど役員会議をしている中、千里を社長代理だとして時田
は重役達に紹介する。契約には無いことを盾に断ろうとする
千里だが、遺言状の中に書かれているとして、弁護士・響子の
立ち会いの下で遺言状を見ると、確かに書かれているのだった。
--------------------------------------------------------

ドラマとしてのスタンスは毎週一つ一つ契約書の内容を履行
していくものかと思ったが、それ以外にも息子達との絆を
証明するために手形という形でそれを表すことになる。
千里に心を許した人が一目で分かる作りなのでこれは面白い
ルール作りだと思う。

またドラマでは大蔵新造が開発していたおもちゃや道具の一つ
が家族の絆を取り戻すためのアイテムとして開発されていた
という事実が分かるだけでもとても上手いアイテムの使い方か
な。

物語自体はちょっと雑然としており、どの辺で千里の存在感
を子供達に示していくのかな分かりづらい面も存在したが、
ヤクザに捕まった猛を助けることで、一つの形を描いた。

また翔と猛の過去の関係を描くことにより、多少なりとも
物語に厚みが出た。
そして何より一人ツッパっていた猛の心優しい一面を見せた事
で、取っつきにくいキャラクターだと思っていた次男との
関係も前向きに関係を築けたと思う。

エピソードの個々の要素がちょっと漫画ちっくで安っぽく、
ハマり切れないものが有るが、それも火曜9時枠の特徴なので
仕方がないのか。

響子と会話する場所が常にサウナである点。
この辺は演出的にどう解釈したら良いのだろうか?

ネットカフェに集うメンバーに関してはあんまり重要性を
感じない。無理矢理挿入させるような使われ方だ。今時の人の
顔見せ出演か。

峯田千里 …… 堀北真希 (20歳、ホームレス少女)
大蔵　翔 …… 向井　理 (25歳・三男)
大蔵　優 …… 山本裕典 (22歳・四男)
大蔵　智 …… 瀬戸康史 (17歳・五男)
国土　豊 …… つるの剛士 (ネットカフェ店員)
大蔵　猛 …… 岡田義徳 (27歳・次男)
真島平次 …… 永山絢斗 (ネットカフェ店員)
大蔵　明 …… 岡山智樹 (12歳・六男)
井上さん …… 江口のりこ
西　　郷 …… なすび
ブリトニー …… 浜田ブリトニー

大蔵　風 …… 要　潤 (30歳・長男)
峯田　徹 …… 鶴見辰吾
田辺義男 …… 田山涼成
時田修司 …… 山本耕史 ("ミラクル"重役)
大蔵新造 …… 草刈正雄 ("ミラクル"取締代表)
小金井響子 …… 高島礼子 ("ミラクル"顧問弁護士)

高橋光臣、渡辺敬介、中西良太、林和義、松崎由香、大須賀王子
末広透、田中護、名高達男、渡辺憲吉、小倉馨、児玉頼信
中村修、藤倉みのり、丸山歩夢、糟谷健二、武田昇悟
中家祐樹、芝崎昇、菊間秋彦、七枝実、武井秀哲、坪谷隆寛
松原正隆、南つかさ

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)