アタシんちの男子

脚本/武藤将吾
企画/立松嗣章
演出/松田秀知、佐藤源太

http://wwwz.fujitv.co.jp/atashinchi/index.html


第9話 さよなら奇跡の男

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ミラクルは私が貰ったと宣言する時田。
それを知り翔や千里に伝えに来る猛は、二人がキスしている
シーンを目撃する。
とうとう時田が本性を現した。どうなっているのかと千里は
オフィスにいる時田に詰め寄る。千里が社長代行の契約を終了
したら私が引き継ぐ事を社長と約束していたという。
時田はミラクルの伝統で新造が情熱を注いでいたおもちゃ部門
を廃止し、ゲーム部門に集約するハズだと風は感じる。
風が所持していた遺言状によると、文面から新造が時田に会社
を譲る様には見えず、嘘を付いて乗っ取ろうとしているのでは
無いかと考える。
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相変わらずやっている内容が幼稚なのでドラマとして評価する
のが難しいところ。

緊急事態に於いて、何故母親十箇条がそれを打開するための
一つの方法論として存在するのか。
そしていい加減出し惜しみしすぎている遺産の件について、
それが本当に大切な物とやらを守れる物なのかという点が
ドラマとして牽引役として存在している。

家族の結束感こそ緊急事態に於いて一番大切な事だとはなんと
なく分からないでもない。母親十箇条を成立させることで、
家族の結束感を証明する一つの形として存在する事は間違いない
ので、それを目指そうとするのも分からないでもないのだが、
とにかく緊迫感は無いし、ごちゃごちゃと無用なエピソードが
挟み込まれて、その辺の真意がつかみ取りづらいところが有る
感じ。

猛はいずれ戻ってくるのだろうが、どのような形で再び家族
の元に引き寄せるのか。
もしも戻らないとしたならば、それでも家族の形という物を
演出できるのかなど、一応興味深い点は存在している。

また家族の象徴である母親像として千里が認知され始めたにも
かかわらず、その存在を翔が独り占めして思いを遂げさせて
しまうことにやや抜け掛け感が存在しているのだが、その辺の
バランスを含めてどうやって家族を描いていくのか。

峯田千里 …… 堀北真希 (20歳、ホームレス少女)
大蔵 翔 …… 向井 理 (25歳・三男)
大蔵 優 …… 山本裕典 (22歳・四男)
大蔵 智 …… 瀬戸康史 (17歳・五男)
国土 豊 …… つるの剛士 (ネットカフェ店員)
大蔵 猛 …… 岡田義徳 (27歳・次男)
真島平次 …… 永山絢斗 (ネットカフェ店員)
大蔵 明 …… 岡山智樹 (12歳・六男)
井上さん …… 江口のりこ
西  郷 …… なすび
ブリトニー …… 浜田ブリトニー

大蔵 風 …… 要 潤 (30歳・長男)
峯田 徹 …… 鶴見辰吾
田辺義男 …… 田山涼成
時田修司 …… 山本耕史 ("ミラクル"重役)
大蔵新造 …… 草刈正雄 ("ミラクル"取締代表)
小金井響子 …… 高島礼子 ("ミラクル"顧問弁護士)

菊池一輝 …… ベンガル (猛の父)

山下賢治、松崎由香、大須賀王子、小島康志、末広透

名高達男、獣神サンダーライガー、棚橋弘至、後藤洋央紀
岡田かずちか、小林達也、高橋宜臣

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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