ぼくの妹

脚本/池端俊策
制作プロデューサー/八木康夫
プロデューサー/高橋正尚
演出/金子文紀、清弘 誠、加藤 新

http://www.tbs.co.jp/bokunoimouto/


第1話 ただ一つの絆…僕が守る


--------------------------------------------------------
1992年、江上兄妹は幼少期を広島で過ごす。
自ら木に登って柿を取ると告げ見返りをもらっては、その柿を
八百屋に流して金を稼ぐ。妹・颯にはそんな才能があった。
2009年、兄・盟は大学病院の呼吸器外科の医師と成長していた。
この日妹・颯のアパートの大家から家賃を払っていないとして
通報があり、兄の立ち会いの下で颯の部屋の扉を開ける。
まるでゴミため小屋のような部屋。職場の人にも話を聞きに
行くと無断欠勤が続いているという。工場の一人が颯をキャバ
クラで見たとの報告によりそこへ向かうと、颯は同僚相手に
金を貸して利子を得ていた。

妹の世話にもホトホト愛想が尽きた盟は誰でも良いから結婚
してくれと妹に告げる。しかし颯には30歳になるまでに1億円
を貯めるという目標があった。その金で東京に一戸建てを買い
白い目で見た人たちを見返すのだという。
そして妹は現在瀬川という弁護士と付き合っていることを告げ
る。
--------------------------------------------------------

仲の良いのか悪いのか分からない8つ離れた兄妹。

妹には学がない分、人に取り入るのが上手く商売上手と言った
感じか。逆に兄は学はあるが人間関係がうまくいかず、職場
では何故か煙たがられ、恋人との巡り会いも弱い。

そんな二人が東京という土地で支え合っていくという物語。

何処に行っても金がまつわるきな臭い話ゆえに、不思議な
緊張感がドラマ全体を覆っている感じがする。

人当たりの良さで患者受けの良い兄の盟。
損するタイプであるが、颯にとって無二の兄。

気になるのは商売上手という割りに危険な橋を渡っている颯の
存在。しっかりしているんだかだらしないのだか全く掴みようが
無いキャラクターだ。

ともさかりえが出てきた時点で何か有るかと思っていたけど、
最後は凄い結末が待っていた。
一緒にいたヒモっぽい男性・九鬼研次が何らかの指示を与えて
いたのだろうか。

江上盟の対応は至極真っ当なものだと思うけど、死なれてしまう
と流石に心の傷として残りそうだね。

江上盟 ・・・オダギリジョー (32歳・大学病院・外科講師。)
江上颯 ・・・長澤まさみ (24歳)
九鬼研次・・・千原ジュニア (38歳)
桐原里子 ・・・ともさかりえ (27歳)
瀬川欽也 ・・・田中哲司 (39歳・弁護士)
大河原龍三・・・若林豪 (62歳・「戸山医科大学病院」理事長)
櫻井忠治 ・・・大滝秀治 (72歳・年金暮らしの老人)
瀬川茂子 ・・・鈴木砂羽

笹本玲奈、山田明郷、佐戸井けん太、河原さぶ、横山あきよ
丸岡奨詞、深澤大河、鎗田千裕、正木俊和、鈴木秀人
岩崎典子、久松龍一、角野哲郎、花原照子、根本美緒
河野洋一郎、古井榮一、浜田道彦、市川しんぺー、鈴木あきえ
渡辺志穂、辻しのぶ、窪寺昭、兒玉宣勝、津田耕作
伊澤柾樹、中村一輝

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system