ぼくの妹

脚本/池端俊策
制作プロデューサー/八木康夫
プロデューサー/高橋正尚
演出/金子文紀、清弘 誠、加藤 新

http://www.tbs.co.jp/bokunoimouto/


第6話 届かぬ兄の声

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900万円の借金を颯に払わせようとした研次だが、それを知った
盟が問いつめると、櫻井の事を助けたら手を引くと言う。
独りぼっちの手術を行う櫻井。幸いにも無事に成功し、一応
研次に電話するも繋がらない。
一方颯は瀬川欽也に頼んで現在の持ち金300万円を手っ取り早
く3倍の値段である900万円にして欲しいと頼む。すると瀬川は
競馬予想紙の社長から鉄板のレース情報を掴んでくる。
しかし300万円を失うリスクを考えると素直に賭けることが
出来ない颯。予想通りのレースをただ見過ごすだけとなる。
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九鬼との関係を絶とうとしてあれこれ画策するも、結局ご縁が
有るという展開だった。

今回は何と言っても颯と研次の距離を近づけたこと。
盟の心配とは余所に研次の境遇に同情し、それが恋愛的感情で
は無いかと疑い始める。

お世辞にも颯の恋愛遍歴はまともではなく、男性を見る目に
多少の問題が有って自ら苦労を背負い込むところがあるが、
自分の境遇と照らし合わせると、そういう人物との関係こそ
颯にとって楽な感じなのかも知れない。

盟の断れない性格もまた余計な苦労を背負い込む。
900万円で売れるだろうとした櫻井の花畑は、良くて250万に
しかならないという。変わりに不動産の売却に手を貸すことに
なったり、理事長の知り合いの子供を見なければならなくなっ
たり。

ドラマでは春奈が絡んでくるとなかなかドラマが面白くなるな。
春奈が盟に興味を持つのは自然の流れかも知れないが、春奈
からの求愛ほどに盟が盛り上がっていない現実。彼の目には
妹のことしかないのか。滅多に欲しがらない彼が九鬼との
関係を絶つために求めた900万という現金をこのまま彼が捻出
するために動くのか。

櫻井の容体が急変。
入り口の名札が本名になっていていつ九鬼に見られるのかな
なんて思っていたけどなかなか訪れないのね。

今回は花畑が妙に彩り鮮やかに描かれていたね。
ここを売ることに対して値段との兼ね合いを考えたときに、
売る価値があるのかを考えさせられる。しかし借金は待ってく
れない。どういう行動に出るのかな。

江上盟 ・・・オダギリジョー (32歳・大学病院・外科講師。)
江上颯 ・・・長澤まさみ (24歳)
九鬼研次・・・千原ジュニア (38歳)
桐原里子 ・・・ともさかりえ (27歳)
瀬川欽也 ・・・田中哲司 (39歳・弁護士)
大河原龍三・・・若林豪 (62歳・「戸山医科大学病院」理事長)
櫻井忠治 ・・・大滝秀治 (72歳・年金暮らしの老人)
瀬川茂子 ・・・鈴木砂羽

大河原春奈 ・・・笹本玲奈
塚本准教授 ・・・佐戸井けん太
小高教授 ・・・山田明郷

坂口拓、山中アラタ、窪園純一、佳吉正博、桜川博子、江藤純
古澤蓮、内田尋子、森谷ふみ、柴田洸翔

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