ぼくの妹

脚本/池端俊策
制作プロデューサー/八木康夫
プロデューサー/高橋正尚
演出/金子文紀、清弘 誠、加藤 新

http://www.tbs.co.jp/bokunoimouto/


第8話 涙の別れ…忘れないよ

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遺骨を櫻井の故郷である岡山の寄見の引き取り手の元に届けに
行く盟。引き取り手は街の住職であり櫻井の幼馴染みだという
英宗源だった。
遺骨を渡してまた元来た道を戻ろうとしたとき、偶然にも寺に
英宗源の娘である英機美が駆け込んでくる。息が出来ないと
訴える急患が居るが、街の医師・川端竜五は現在隣町の病院に
入院中であり不在であるという。半ば強引に駆り出された盟が
診療することになる。患者は単なる過換気症候群だった為に
呼吸を補助してあげるだけで助かる。
機美から自分が勤めている川端竜五の診療所に招待される。
そこは幼い頃見た診療所の姿そのものであり、医師の川端も
また父親ソックリの風貌を備えていて懐かしい気分にさせら
れる。半ば心地良い気分に妹にも話したいという気分になる。

櫻井は東京に戻る。深夜に到着すると颯は引っ越しの準備を
していた。颯はまた九鬼との関係に確かなものがなく、
もしかすると一週間で出戻りするかも知れないが、その時は
笑ってもらっても結構だという。兄として妹の幸せを祈って
いて欲しいと告げられる。そして九鬼から返された900万円を
盟に返した。
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ドラマとしては冒頭からのミステリアスな展開が全て払拭され、
恋愛編に突入したような流れだった。

江上盟と大河原春奈の間に割ってはいるようにして現れた
英機美という女性の存在がドラマを面白くさせそうだ。
この存在感、エンドクレジットからしても登場していきなり
笹本玲奈の前に入り込んできただけでも相当なものを感じて
しまうのは私だけか。まぁ西原亜希さんの方がキャリアが有る
けどね。

さて冒頭から過換気症候群を見抜けない看護師もどうかと思った
が、面白い形で英機美を物語に加わらせたなと思う。
正直ミステリアスだった初回からの流れよりも、この不思議な
三角関係の方がドラマとしては興味深く、俄然ドラマが面白く
なった気がする。

なんとか関係をつなぎ止めておきたい大河原春奈が強引に金を
貸しつつ、自分の言い分ばかりを勝手に語って去っていく
必死的な姿に笑えた。
ドラマでは盟が容易に人の頼みを断れないとした設定を上手く
引き合いに出した格好だ。
いつ春奈と機美が対面してにらみ合いになるのか今から楽しみ
で仕方がない。

さてドラマは偶然が続くもので、整形外科医の持つカルテの中に
九鬼研次の名前が有ったときには一瞬何が起こっているのか
理解できなかった。
妹の幸せを考えると彼が病気によって朽ち果ててしまうのが良い
のかどうかよく分からないところが今後の展開を期待させる。
しかし既に颯は全財産をはたいて花畑を購入しているところを
見ると、今の彼女に九鬼の存在が大きいことは容易に想像できる
ね。

江上盟 ・・・オダギリジョー (32歳・大学病院・外科講師。)
江上颯 ・・・長澤まさみ (24歳)
九鬼研次・・・千原ジュニア (38歳)
桐原里子 ・・・ともさかりえ (27歳)
瀬川欽也 ・・・田中哲司 (39歳・弁護士)
大河原龍三・・・若林豪 (62歳・「戸山医科大学病院」理事長)
櫻井忠治 ・・・大滝秀治 (72歳・年金暮らしの老人)
瀬川茂子 ・・・鈴木砂羽

大河原春奈 ・・・笹本玲奈 (理事長の娘)
塚本准教授 ・・・佐戸井けん太 (盟を嫌う上司)
小高教授 ・・・山田明郷 (盟を気に掛ける上司)
英宗源 ・・・品川徹 (寺の住職)
英機美 ・・・西原亜希 (看護師)
半沢 ・・・尾崎右宗 (整形外科医)
椎名ちづる ・・・岩崎典子 (医者)
児玉未来 ・・・鈴木秀人 (呼吸器外科医)
立花良平 ・・・久松龍一 (医者)

岩田丸、森山米次、中田優子、澤井孝子、正木俊和
角野哲郎、中島透

鈴木秀人さんのblog
http://ameblo.jp/hideeto
岩崎典子さんのblog
http://noriganic.exblog.jp/
久松龍一さんのblog
http://ameblo.jp/hisamatu-afro/

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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