ぼくの妹

脚本/池端俊策
制作プロデューサー/八木康夫
プロデューサー/高橋正尚
演出/金子文紀、清弘 誠、加藤 新

http://www.tbs.co.jp/bokunoimouto/


第10話 手術開始…最期の闘い

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九鬼研次は颯の説得もあり、戸山医科大学病院で盟を指名して
診察を受ける事になる。
肺ガンである事実に変わりないが検査すると転移はしていない
事が判明。手術には5、6時間を要することが説明され、その
事を盟は颯にも告げる。お兄ちゃんの医者になって貰ったのは
今日のこの日のためだという颯。手術が終わるまでの間、
自分は理想に描いていた家族が住む家を描くという颯。
春奈たちも見守る中、手術は無事終了する。

春奈から呼び出された盟は二人で食事を取る。
妹と九鬼の関係を認めたのか?との問いかけにも答えることが
出来ない盟。ハッキリしないのねと言われ、今の自分たちの
関係もハッキリしたものが無いとして、春奈から結婚しないか
と尋ねられる。将来夫婦で大学病院を改革していきたいと告げ
られると、盟は自分の中で燻っている幼い頃からの夢について
語る。父親と同じように田舎で開業医として働く夢。それを
告げると春奈からは燻っているものに蓋をして、結婚して欲し
いと改めて告げられる。
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いわゆるやり逃げですか?とばかりに、手術が始まるまでは
颯が持っていたと思われる主導権が、無事終了した途端に
今度は九鬼の意外な行動を持って逆転したような感じに
描かれた。

結婚したい女性陣と、どうしても踏ん切りが付かない男性陣。

常識的な視線から眺めてみると、盟も九鬼もなんで一緒になら
ないのだろうかと小一時間問いつめたい内容だが、いつまでも
自分の進むべき道を貫き通したいと思うのが男しての性分なの
だろうか。

女性が結婚を迫るほどに男性は重みに耐えきれずに逃げていく
ものだと言われるが、美女二人を目の前にしてなんとも惜しい
話だ。

九鬼に関しては自ら持つ劣等感をなんとかしないと幸せには
なれない気がする。自らと世間とを地下と地上の人として
区切ってしまう辺りの意識は、自ら孤立を生んでいる。

しかし九鬼は一瞬でも心の寂しさを癒す存在として颯にそれ
を求めたわけだし、九鬼の境遇から考えると彼女以上の
人物がこれ以上現れるとは思えないので、やっぱり落ち着く
べきところなんだろうけどね。

まぁ旅に出るとだけしか結論づけていないし、外来として
診察には訪れるのだろうから、そう遠くには行かないのかも
しれないけどね。

江上盟 ・・・オダギリジョー (32歳・大学病院・外科講師。)
江上颯 ・・・長澤まさみ (24歳)
九鬼研次・・・千原ジュニア (38歳)
桐原里子 ・・・ともさかりえ (27歳)
瀬川欽也 ・・・田中哲司 (39歳・弁護士)
大河原龍三・・・若林豪 (62歳・「戸山医科大学病院」理事長)
櫻井忠治 ・・・大滝秀治 (72歳・年金暮らしの老人)
瀬川茂子 ・・・鈴木砂羽

大河原春奈 ・・・笹本玲奈 (理事長の娘)
塚本准教授 ・・・佐戸井けん太 (盟を嫌う上司)
小高教授 ・・・山田明郷 (盟を気に掛ける上司)
英宗源 ・・・品川徹 (寺の住職)
英機美 ・・・西原亜希 (看護師)
半沢 ・・・尾崎右宗 (整形外科医)
椎名ちづる ・・・岩崎典子 (医者)
児玉未来 ・・・鈴木秀人 (呼吸器外科医)
立花良平 ・・・久松龍一 (医者)

鈴木美穂、正木俊和、角野哲郎

鈴木秀人さんのblog
http://ameblo.jp/hideeto
岩崎典子さんのblog
http://noriganic.exblog.jp/
久松龍一さんのblog
http://ameblo.jp/hisamatu-afro/

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