BOSS

脚本/林宏司
演出/光野道夫、石井祐介
プロデュース/村瀬健、三竿玲子

http://wwwz.fujitv.co.jp/BOSS/index.html


第1話 最強アラフォー女刑事、ボスになる!


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信次郎のベッドで目が覚める女性・絵里子は、今日から特別
犯罪対策室の室長となるべく、アメリカから呼び戻される。
近年の検挙率の悪さから警視庁の提案により設置された部署。
絵里子は元キャリアの女性だが、たった一人の男性のために
官僚のポストを棒に振った女性。アメリカで五年に渡って最先
端技術を学んできた事とは逆に、国内から逃げたと見る向きも
有る。
そんな中、特別犯罪対策室には色んな選りすぐりの人物が
やってくる。交番勤務の花形、科学捜査研からは木元、生活
安全課からは山村、組織対策課からは岩井。
しかしこの人物達、誰でも良いから出せと言われた各部署が
問題児ばかりを送ってきた様子。警視庁も表向き犯罪検挙率の
向上を謳うが、あくまで体面的なもので殆ど期待はしていなか
ったのであった。
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流石は林宏司さんの脚本という感じにキレイにまとまった
シナリオだった。
ちょっとキャラクターを作りすぎている感じはするが、これが
日本のドラマらしさと言われればそれまでなので仕方がない。

期待されていないものたちが予想に反して大仕事をこなして
いくという辺りの設定が心地良いし、ダメ元だと思われている
状況の中、好き放題出来るという環境が見やすさを提供している。

何と言ってもやはり絵里子のずば抜けたリーダーシップと知識力
分析力に長けている辺りの設定が面白い。
勿論手柄を自分一人のものにするのではなく、部下達を上手く
使いこなす辺りの連携・設定が絶妙だね。

爆発の仕方がやや滑稽であんなに至近距離で爆発したらただ事で
は無いと思うが、その辺は仕方がないことかも。

犯人にたどり着いた後にも更に見せ場を用意し、面白い駆け引き
が用意される。時計を渡した時点でわざと時計の針を進めて
いると感じたけどね。

問題は犯人がターゲットを爆死させた後に、爆弾を解除する方法
などを話す物だろうかという点か。まぁ復讐の全てが終わった
と感じとのならば犯人にとって捨てるべき物は無いはずなので
話しても変ではないが、自ら話し始めた辺りはちょっと不自然か
な。

それと遊び心かも知れないが最後に野垣が絵里子に"貧乳"という
辺りは無いと思った。天海祐希相手に、乳ネタ年齢ネタ結婚ネタ
身長ネタを被せれば、先ず間違いなくウケは取れるんだけどね。

案外野立がチョイ役だったことに驚き。今後見せ場など回って
くるのだろうか。

大澤 絵里子 …… 天海 祐希 (課特別犯罪対策室・室長)
野立 信次郎 …… 竹野内 豊 (警視庁・参事官補佐)
木元 真実 …… 戸田 恵梨香 (科学警察研究所から異動)
花形 一平 …… 溝端 淳平 (葛飾交番勤務から異動)
奈良橋 玲子 …… 吉瀬 美智子 (科学捜査研究所)
岩井 善治 …… ケンドーコバヤシ (組織対策課から異動)
山村 啓輔 …… 温水 洋一 (生活安全課から異動)
片桐 琢磨 …… 玉山 鉄二 (刑事)

丹波 博久 …… 光石 研 (刑事部・刑事部長)
屋田 健三 …… 相島 一之 (刑事部・参事官、丹波博久の側近)
池上 浩 …… 丸山 智己
川野 昭夫 …… 長谷川 博己 (捜査一課・刑事)
森 政夫 …… HILUMA (捜査一課・刑事)
小野田 忠 …… 塩見 三省 (捜査一課・係長)

野垣泰造 …… 武田鉄矢
小島文彦 …… 中村靖日
野口葉子 …… 峯村リエ

小沢日出晴、中脇樹人、畠中正文、千々和義之、なかみつせいじ
足立学、田尾きよみ、三上哲、川端健嗣(アナ)

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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