BOSS

脚本/林宏司
演出/光野道夫、石井祐介
プロデュース/村瀬健、三竿玲子

http://wwwz.fujitv.co.jp/BOSS/index.html


第3話 女の敵は絶対に許さない!


--------------------------------------------------------
夜マラソンする女性・小宮直美(29)は、何者かに尾行されてい
る気がして何度も振り返る。すると思った通り覆面をした男は
彼女にナイフを突きつけ襲いかかり、人気のないところで手錠
をし、猿ぐつわをして彼女を襲う。
雑誌"Episode"の読者モデルを狙った暴行が相次いでいた。
小野田班が捜査していたが、刑事部長に呼び出された絵里子は
捜査を大澤班に担当させると告げる。野立からはマスコミ対策
だと切り捨てられるが・・
そんな中、別の読者モデルである樋口ゆかりには警戒のために
刑事が見回りとして付けられる。しかし刑事のちょっとした
隙にゆかりは連れ去られ、これまでの犯行と例外なくナイフ
で脅され暴行されるのだった。
--------------------------------------------------------

ドラマとしては段取りよく捜査が進んでいく中で、容疑者で
有る三上弘明は廃工場で自殺して発見される。しかし検死の
結果、自殺ではなく他殺の線が疑われていく。事件に隠された
真相とは。

女性の敵は女性とばかりに上手く性別的要素をドラマの演出上
取り込んだ内容だった。

第1の容疑者、第2の容疑者が次々とテンポ良く判明し、目星
を付けて捜査していく。
ドラマとしては随分時間の尺が余った形で解決を見せる話だと
思わせつつ、更なるサプライズが用意されているという段取り
だ。

自殺だと思われる三上弘明はすぐに他殺だと判明。
塩化カリウムを静脈に打たれた形だが、手足を縛られた跡が
有る事。
しかし慎重さを保っていたゆかりにしては、この自殺偽装が
意外とツッコミ処が多いなという感じか。

第1の被害者とそれ以降の被害者の違いを見抜いた点はよく
出来ていたと思う。しかも容疑者の動機がハッキリとして
いたので、分かりやすかった。

今回のサブキャラは山村啓輔を上手く弄くり回した内容だった。
彼にモテナイ僻み系キャラを演じさせる事でゆかりとの関係が
面白いようにサプライズになったと思う。

最後は何故ゆかりを疑ったのかが争点となる。
ゆかりが犯人だと思ったからこそ、犯人と面通しさせたのだろ
うね。行動心理分析医の様に行動や態度から全てを読み取って
いく辺りは良くできているし、更には物証も用意して主張に
説得力を与えている点は良くできている。ただタバコがまた
都合良く見つかったな。ポイ捨てタバコなんてそこらじゅうに
落ちていそうなので科捜研が大変そうだ。

大澤 絵里子 …… 天海 祐希 (課特別犯罪対策室・室長)
野立 信次郎 …… 竹野内 豊 (警視庁・参事官補佐)
木元 真実 …… 戸田 恵梨香 (科学警察研究所から異動)
花形 一平 …… 溝端 淳平 (葛飾交番勤務から異動)
奈良橋 玲子 …… 吉瀬 美智子 (科学捜査研究所)
岩井 善治 …… ケンドーコバヤシ (組織対策課から異動)
山村 啓輔 …… 温水 洋一 (生活安全課から異動)
片桐 琢磨 …… 玉山 鉄二 (刑事)

丹波 博久 …… 光石 研 (刑事部・刑事部長)
屋田 健三 …… 相島 一之 (刑事部・参事官、丹波博久の側近)
池上 浩 …… 丸山 智己
川野 昭夫 …… 長谷川 博己 (捜査一課・刑事)
森 政夫 …… HILUMA (捜査一課・刑事)
小野田 忠 …… 塩見 三省 (捜査一課・係長)

樋口ゆかり …… 酒井若菜 (第3の被害者)
小宮直美 …… 中村ゆり (第2の被害者)
金田俊彦 …… 金井勇太 (印刷工場のアルバイト、犯人)
佐藤美和 …… 川村亜紀 (第1の被害者)
三上弘明 …… 七枝実 (バーの店員、犯人)

遠藤たつお、加瀬尊朗、辻岡正人
浅里昌吾、枝光利雄、平井恵助、山地健仁、安澤千草
二階堂瑞穂、富永玲華

酒井若菜さんのblog
http://ameblo.jp/wakana-sakai/
川村亜紀さんのblog
http://ameblo.jp/aki-kawamura/
中村ゆりさんのblog
http://ameblo.jp/nakamura-yuri/

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system