BOSS

脚本/林宏司
演出/光野道夫、石井祐介
プロデュース/村瀬健、三竿玲子

http://wwwz.fujitv.co.jp/BOSS/index.html


第4話 悲しみの復讐者


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特別犯罪対策室のマスコミへのアピールの為に防犯キャンペー
ンに駆り出された絵里子たち。対策室内でも特に嫌がる木元を
励まし、お守りを渡す絵里子。犯罪防止の啓蒙活動のための
劇。しかし木元はこんな事をするために警察官になったのでは
無いとして途中で劇を投げ出し出て行く。そんな彼女の態度に
明日からもう来なくて良いと告げる。

翌日木元からはこちらから連絡するまではそっとしておいて
欲しいとのメールが入ってくる。出勤拒否はクビねと絵里子。
プロの自覚が無い人は要らないという。しかし参事官補佐の
信次郎はそれだけは絶対ダメと断固拒否の姿勢。

そんな中、男の射殺体が発見される。
被害者は20歳から30歳代の男性。頭と腹に銃弾を浴びており、
口径は30mmのトカレフ。暴力団関係でよく使用されるものだと
いう。現場にはタイヤ痕が有り、更に調査していくと目隠し
されていたような跡が見つかる。処刑スタイルであることから
サディスティックな快楽殺人ではないかとの所見を見せる。
そんな中、更に第2の犯罪が起こる。
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ドラマ自体も興味深いが、今回は脚本家の遊び心が満載の実験
的なドラマという感じもする。
コンピュータグラフィックによる処理やら、画面分割を多様し
た構成の仕方、内容としてもコメディ要素をふんだんに取り
入れている。
まさか最後の病院のシーンに於いても細かいツッコミ処をもた
せるとは思わなかったが、この辺のバランスの良さは流石だ。

さてドラマは犯人役に山田孝之を配置したことで、ただでは
終わらないと思っていたけど、まさかの二話跨ぎの話になる
とは思わなかった。

最初は快楽殺人の件で捜査を開始する。
しかし目隠しの次には木の上のつるし上げという殺害方法から
怨恨による殺人を疑っていく。

被害者の身元が分かっていくウチに、過去に起きたリンチ殺人
が明らかになり、武田、久保、徳大寺、そして大野という4人
の関わり合いが発覚してくるが、4人を飛び越え5という数字に
発展してしまった。この辺の一貫性の問題と主張がずれた因果
関係の中にはどういうトリックが隠されているのか。

またリンチ殺人で殺された被害者の兄ではなく、別人が犯人と
いう事で、どういう関係があるのかも気になるね。

相変わらず山村に関しては、事件捜査の関係ない所で動いている
気がするけどいつの間にか核心を突く位置に存在してくる辺り
は面白い使い方だね。


大澤 絵里子 …… 天海 祐希 (課特別犯罪対策室・室長)
野立 信次郎 …… 竹野内 豊 (警視庁・参事官補佐)
木元 真実 …… 戸田 恵梨香 (科学警察研究所から異動)
花形 一平 …… 溝端 淳平 (葛飾交番勤務から異動)
奈良橋 玲子 …… 吉瀬 美智子 (科学捜査研究所)
岩井 善治 …… ケンドーコバヤシ (組織対策課から異動)
山村 啓輔 …… 温水 洋一 (生活安全課から異動)
片桐 琢磨 …… 玉山 鉄二 (刑事)

丹波 博久 …… 光石 研 (刑事部・刑事部長)
屋田 健三 …… 相島 一之 (刑事部・参事官、丹波博久の側近)
池上 浩 …… 丸山 智己
川野 昭夫 …… 長谷川 博己 (捜査一課・刑事)
森 政夫 …… HILUMA (捜査一課・刑事)
小野田 忠 …… 塩見 三省 (捜査一課・係長)

田島慎吾 - 山田孝之
武田弘之 - 三浦涼介
大野 - 菅野篤海

坂田直貴、宮平安春、白石涼那、山上賢治、伊東知香
辻千春、山崎勝之

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評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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