BOSS 脚本／林宏司 演出／光野道夫、石井祐介 プロデュース／村瀬健、三竿玲子 http://wwwz.fujitv.co.jp/BOSS/index.html

第5話 対決!悲しい復讐の結末…

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5年前の殺人リンチ事件に起因した怨恨事件で、当時の江川殺
しの犯人だけでなく、容疑者は警察も恨んでいる。
メッセージを残したと言うことはまだ犯人は木元を利用するは
ずだから、命は心配ないという絵里子。

そんな中、木元がイスに縛られている様子がインターネットの
ライブカメラを通じて全世界に公開されていた。発信元は海外
のサーバを経由しているためにすぐには特定できない。
丹波や屋田たちは、一連の事件を考えられない失態だとして
捜査にあたる絵里子たちに厳しい視線を送る。
これからの対応についてはsitでないと対処できないとして絵
里子たちを捜査から外そうとする。

そこに犯人からIP電話を通じてメッセージが送られてくる。
犯人は防犯キャンペーンの芝居を見ており、特別犯罪対策室
の存在を知っていた。マスコミ向けに作られた部署だから
最もアピール性があるという。犯人は要求として3時間以内に
5億を用意し、特殊班が動いていると分かった時点で木元を
殺害すると告げる。犯人は特別犯罪対策室のボスである絵里子
が窓口になれと要求してくるのだった。
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絵里子は犯人と交渉術を使って心理的優位に立とうとするも、
こちらの意図は全てお見通しとばかりに犯人である田島慎吾は
駆け引きに応じようとはしない。
犯人が要求する時間が迫る中で、木元が監禁されている場所
は一体何処なのか。

一連の事件を通して、木元というキャラクターの性格とか経歴
そして現在の心境が伺える話だった。

木元はかつてはガールスカウトに入っていたりして活発な女性
だったが、学生時代はイジメに遭って今回の犯人である田島
慎吾と似たような心境を味わって生きてきたこと。
しかし人生に於いて最も大切なのは、どんな人間と出会い、
どんな関係を結んでいくのかという事に尽きる内容だった。

田島慎吾がタダならぬ男という事を意図するところは、絵里子
たちとの駆け引きに於いても興味深くなるので悪くはないのだ
が、犯人がやたらと刑事の行動に詳しかったり、心理学にも
精通していそうな所だったり、IT技術にも長けていそうだったり
する辺りは、卑屈さを見せる割りにはスキルが高すぎる気もする。

今回のドラマとしての醍醐味は何と言っても、少ない情報の中か
ら監禁されている場所を特定していくところにある。
画面上の小さなノイズも見逃さなかったり、モールス信号の動作
を拾ったり、最終的には犯人の心理を読んで生物化学研究所へと
たどり着いたり。

初動捜査に於いて、人形の置かれていた場所から3時間以内と
いう範囲を絞った所は良くできていたのだが、インターネット
の書き込みにより神奈川県の高倉山に的を絞る辺りの信憑性
は一切無かった気がする。

結局数字は大した意味に見えない所が気になったかな。
それと殺人に於いて似たようなシチュエーションを求めるのなら
ば、もう少し完璧に整合性をすりあわせても良かったかも。

大澤 絵里子 …… 天海 祐希 (課特別犯罪対策室・室長)
野立 信次郎 …… 竹野内 豊 (警視庁・参事官補佐)
木元 真実 …… 戸田 恵梨香 (科学警察研究所から異動)
花形 一平 …… 溝端 淳平 (葛飾交番勤務から異動)
奈良橋 玲子 …… 吉瀬 美智子 (科学捜査研究所)
岩井 善治 …… ケンドーコバヤシ (組織対策課から異動)
山村 啓輔 …… 温水 洋一 (生活安全課から異動)
片桐 琢磨 …… 玉山 鉄二 (刑事)

丹波 博久 …… 光石 研 (刑事部・刑事部長)
屋田 健三 …… 相島 一之 (刑事部・参事官、丹波博久の側近)
池上　浩 …… 丸山 智己
川野 昭夫 …… 長谷川 博己 (捜査一課・刑事)
森　政夫 …… HILUMA (捜査一課・刑事)
小野田 忠 …… 塩見 三省 (捜査一課・係長)

田島慎吾 - 山田孝之 (犯人)
武田弘之 - 三浦涼介
大野 - 菅野篤海

坂田直貴、宮平安春、白石涼那、三井善忠、迫田孝也
野仲イサオ、田中えみ

三浦涼介さんのblog
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菅野篤海さんのblog
http://ameblo.jp/atsumi-329/
宮平安春さんのblog
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白石涼那さんのblog
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評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)