BOSS 脚本／林宏司(1)-(6)(8)、西平晃太(7)(9) 演出／光野道夫、石井祐介 プロデュース／村瀬健、三竿玲子 http://wwwz.fujitv.co.jp/BOSS/index.html

第9話 誰にも言えない…秘密の顔

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ダガーナイフを持った男がアパートの一室に忍び込み、柏原
秀雄・54歳トラック運転手を殺害する。殺害時刻は深夜の
1時から3時頃。遺体からは20カ所以上の刺し傷が見られること
から相当恨みがある人の犯行だと推測される。現場からは
全ての指紋が拭き取られていたり、中から鍵が掛かっている
事を勘案すると衝動的でも有り、しかし冷静さを持つ犯人像で
有るという。全く別の二人の犯人が犯行に加わっているのでは
無いかとの見解を見せる。
そんな中、絵里子たちは信次郎からの命令で"子ども家庭支援
ネットワーク"に警察代表として参加する。
そこで慶政大学心理学部の西名亘を紹介される。亘はかつて
花形が新人の頃、子供のネグレスト事件で捜査協力をしてもら
った事のある教授との事だった。
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ドラマでは子ども家庭支援を率先して行っている心理学者が
実際には病気だったという内容だった。

犯人は最初から視聴者に掲示されていて、どのように絵里子
たちが犯人の元にたどり着くのかが興味の一つ。

犯人自体を暴くことに主眼が置かれているのではなく、弟の
為の尻ぬぐいをしていると思っていた西名亘が、実際には
実行犯だという展開が面白いところだ。

まさか西名啓介は亘が作り上げた虚像だとは思いもしなかった。
最後にダガーナイフを持っているのが啓介ではなく亘であり、
彼の名前を呼ばれたときに一瞬何が起こっているのか困惑させ
られる。その後の回答編を知って"スッキリ"する辺りの心地
よさを感じる点が良かった。

絵里子が一連の事件を見破る過程・証拠が色んな所に散りばめ
られている。
今回は特に解離性同一性障害という特殊性もあり、何カ所に
も渡って、それを見破るだけの証拠を仕込んでいた。

ちょっと最近山村の毛髪ネタと勘違いネタがしつこい気もする。
花形を取り上げる話かと思っていたけど、思ったほど物語に
関わりがなかったね。
それと絵里子と池上浩との関係も一向に進まない。最終回まで
にこの関係を取り上げるエピは有るのか。

大澤 絵里子 …… 天海 祐希 (特別犯罪対策室・室長)
野立 信次郎 …… 竹野内 豊 (警視庁・参事官補佐)
木元 真実 …… 戸田 恵梨香 (科学警察研究所から異動)
花形 一平 …… 溝端 淳平 (葛飾交番勤務から異動)
奈良橋 玲子 …… 吉瀬 美智子 (科学捜査研究所)
岩井 善治 …… ケンドーコバヤシ (組織対策課から異動)
山村 啓輔 …… 温水 洋一 (生活安全課から異動)
片桐 琢磨 …… 玉山 鉄二 (刑事)

丹波 博久 …… 光石 研 (刑事部・刑事部長)
屋田 健三 …… 相島 一之 (刑事部・参事官、丹波博久の側近)
池上　浩 …… 丸山 智己
川野 昭夫 …… 長谷川 博己 (捜査一課・刑事)
森　政夫 …… HILUMA (捜査一課・刑事)
小野田 忠 …… 塩見 三省 (捜査一課・係長)

西名亘 …… 生瀬勝久 (慶政大学・心理学部)
西名啓介 …… 虎芽光揮 (弟)
増田潔 …… 尾上寛之 (大学院生)
柏原秀雄 …… 植松洋 (第1の被害者。トラック運転手)
柏原直人 …… 原田健二 (秀雄の一人息子)
内藤政史 …… 粟島瑞丸 (柏原秀雄と喧嘩)
町田孝司 …… 後藤康夫 (第2の被害者。土木作業員)

小島康志、浜近高徳、佐藤佑介、古井榮一
大塚和彦、島村勝、小暮邦明、飯塚啓介、長島暉実

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)