BOSS

脚本/林宏司(1)-(6)(8)(10)、西平晃太(7)(9)
演出/光野道夫、石井祐介
プロデュース/村瀬健、三竿玲子

http://wwwz.fujitv.co.jp/BOSS/index.html


第10話 容疑者はボス!?最後の事件

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江口壮で張り込みする木元と山村は下着泥棒を検挙。
絵里子と岩井は万引き少年の検挙。片桐と花形は振り込め詐欺
の防犯キャンペーンの為に駆り出されていた。
事実上の謹慎処分を言い渡された特別犯罪対策室。
全ては誤射事件の屋田健三の逆恨みであり、その非を上手く
回避するために野立が先手を打った形だった。

そんな中、街中に置かれていたゴミ箱が爆発する事件が発生
する。大した被害はなかったが、連続的に起こった事件で有る
事から調査していくと、時限式の時計の一部から絵里子の指紋
が検出される。一体どういう事なのか。重要参考人として彼女
を取り調べしようとするが、駆け引きに於いて彼女に叶うもの
など署内に誰一人として居らず、結局絵里子のペースで会話
が進んでいく。

片桐に接触してくるものの存在があった。
東和日報の記者・鈴木と名乗る人物だった。鈴木によると
警察の上層部が裏金汚職に手を染めているという。片桐は
それを野立に相談するが、よくある三流新聞社のガセネタだと
して交わされる。
しかし再び鈴木が接触してくると今度は小野田を引き連れて
やってきた。まだ確証が掴めていないが、汚職を隠蔽しようと
必死な奴がいるというのだった。
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2話跨ぎの話の1話目。
しかも最終回絡みと言うことで内容が明らかに壮大で、
これまで謎だった絵里子と池上浩の関係にも触れられる。

冒頭の砕けた内容からは、後半の展開は想像しづらいもの
が有った。完全にキャラクターいじりの内容で、物語の半分
くらいはいじり倒した印象がある。

ドラマは一連の爆発事件と絵里子の関係は何なのか。
そして今回一人我が道を進んでいる片桐のエピソード・
警察内部の汚職事件の真相は何なのか。

なんか美形の俳優をこれでもかと登場させている感じ。
竹野内豊、玉山鉄二、丸山智己のレギュラー陣に加えて
反町隆史の登場。女性ウケの良さそうな話だね。

野立が本当に汚職に手を染めているのか興味深いものがあるが
今回は何と言っても特別犯罪対策室が設立された本当の意味
が分かった事がサプライズとして上手く描かれている。

ついに絵里子と池上浩の関係が描かれた。
現実的に警察官を目指すなら、本人から3親等以内に犯罪者や
金融破綻者が居ると警察官になることすら出来ない訳だが、
彼氏として付き合う場合にも、それらが当てはまってくるの
だろうか。
そのせいで絵里子はアメリカに飛ばされた感じだが、そのお陰
で今の能力を身に付けている訳だし結果オーライか。

話が進むに従い、全てのエピソードが一つに集約していく。
ドラマとして面白いのは主役級の絵里子や野立が疑われていく
もので、犯罪との因果関係が本当に存在するのか興味深い。

野立の存在がここに来て実にミステリアスな雰囲気を醸し出し
ている。単なる野立会に命を燃やす女好きだと思っていたが、
反政府組織の"黒い月"との関係まで取り沙汰される。
野立は潜入捜査しているだけにも思えるけど、"黒い月"を巡っ
ては浩の弟・健吾もどこまで関わっているのか気になるところ
だね。

大澤 絵里子 …… 天海 祐希 (特別犯罪対策室・室長)
野立 信次郎 …… 竹野内 豊 (警視庁・参事官補佐)
木元 真実 …… 戸田 恵梨香 (科学警察研究所から異動)
花形 一平 …… 溝端 淳平 (葛飾交番勤務から異動)
奈良橋 玲子 …… 吉瀬 美智子 (科学捜査研究所)
岩井 善治 …… ケンドーコバヤシ (組織対策課から異動)
山村 啓輔 …… 温水 洋一 (生活安全課から異動)
片桐 琢磨 …… 玉山 鉄二 (刑事)

丹波 博久 …… 光石 研 (刑事部・刑事部長)
屋田 健三 …… 相島 一之 (刑事部・参事官、丹波博久の側近)
池上 浩 …… 丸山 智己
川野 昭夫 …… 長谷川 博己 (捜査一課・刑事)
森 政夫 …… HILUMA (捜査一課・刑事)
小野田 忠 …… 塩見 三省 (捜査一課・係長)

高倉龍平 …… 反町隆史
池上健吾 …… 石垣佑磨
鈴木 …… 小須田康人
大山源蔵 …… 津川雅彦 (警視総監)

斎藤歩、神尾佑、松澤仁晶、外川貴博、島津健太郎、岡部たかし
井上浩、蓮尾卓美、寺井文孝、恩田恵美子、田中充貴
石川裕司、塚原大助、阿部渡、鯨井未呼斗、林田光輝
荒井健太郎

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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