ダンディ・ダディ? 〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜

脚本 - 永田優子
演出 - 池添博、本橋圭太、梶山貴弘
プロデューサー - 中込卓也、大川武宏、平部隆明、梶野祐司

http://www.tv-asahi.co.jp/dandy/


第1話 娘が心配なんだ

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恋を知らない娘は不幸であるが、娘の恋を知った父親はもっと
不幸である。

恋愛小説"恋の園"の出版記念パーティー。
恋愛小説家の伊崎龍之介は、女性達に囲まれる中、こんなに愛
に溢れているのに体が一つだなんてと告げ、女性たちから歓声
を受ける。
そんな龍之介はパーティーを抜け出すと、向かった先は葉山
クリニック。心療内科医の葉山修二に最近眠れない事を相談
する。最近何か心配事が有るのではないか?という問いかけに
龍之介には心当たりが有った。

一週間前、幼稚園から大学まで一貫校である聖修館の入学式を
迎えた伊崎あかり。それに出席した龍之介は、今年からこの
学校が共学になった事に不安を覚えていた。表面的には娘に
寛大な態度を示すも内心では、"今時"の男性に言い寄られない
か心配で堪らない。入学式でも隣に小早川悠樹が座っただけで
二人を引き離そうと詰め寄る始末だった。
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ダンディを装い、自ら恋愛経験が豊富な恋愛小説家の男性・
伊崎龍之介。いざ父親の顔に戻ると、年頃の娘に変な虫が
つかないかと心配でしようがない。
そんなギャップの楽しいドラマが始まった。

ドラマはまるで「パパとムスメの7日間」の基本設定を拝借
してきたような感じだけど、まぁ気軽に楽しめるドラマなので
問題なし。

初回は今時の金髪にピアスの男性という父親にしてみれば
一番容認しづらい相手が娘の恋人になってしまったのではない
かと勘違いし、あれこれ必要以上に詮索してしまう。

表面的には娘の幸せが父親の幸せでもあるとして容認する姿勢
だが、そんな自分を装わねばならないような小説を書いている
関係上、表だって本音を語れない所がドラマの面白い点だ。

ドラマの中ではそんな父親の気持ちに共感する好青年小早川悠樹
が登場する。龍之介もせめてこれくらいの好青年ならば娘の
相手として許せる感じの気構えなのだが、今回のラスト、そんな
彼と付き合うことになったとする娘の姿を見たとき、果たして
どんな態度が待ち受けているのか。

小説家という関係上、拘束される時間も少ないし、色々と娘の
為に時間が使えると言うことで、細々とした追跡劇が見られ
そうですね。

伊崎龍之介 …… 舘ひろし (56歳・恋愛小説家)
伊崎あかり …… 南沢奈央 (15歳・高校生・龍之介の娘)
(幼少時代 …… 宮武祭)
後藤美羽 …… 平山あや (25歳・新米編集者)
小早川悠樹 …… 石黒英雄 (15歳・あかりの彼)
沢村潤一 …… 池田努 (30歳・担任・剣道部顧問)
坂本サチ …… 野際陽子 (70歳・亡き妻の母)
葉山修二 …… 佐藤二朗 (40歳・セラピスト)
松原朋香 …… 林丹丹 (15歳・あかりの友人)
堂島寛 …… 八嶋智人 (37歳・新興出版社・編集者)
三嶋貴和子 …… 余貴美子 (50歳・編集長)
佐々木泰三 …… 鹿賀丈史 (56歳・文芸批評家)

松原朋彦 …… 酒井敏也

近江谷太朗、misono、梅沢昌代、前田公輝、斎藤陽子
東亜優、亜弓、竹島正義、みわ優子、木内友三、宮武祭
相原綺羅

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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