ダンディ・ダディ? 〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜

脚本 - 永田優子
演出 - 池添博、本橋圭太、梶山貴弘
プロデューサー - 中込卓也、大川武宏、平部隆明、梶野祐司

http://www.tv-asahi.co.jp/dandy/


第5話 心の傷は誰が癒す

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悠樹に振られたあかりの事を知って、龍之介はなるべく娘が
落ち込まないよう配慮する。
しかし龍之介は娘が変に落ち込んでおらず、食欲にも全く影響
がないことに違和感を覚える。

振られた途端もう良いってそんなものなのか?
今の子はプライドが大事だから親や人の前で泣くことはしない
と言われるもどうも納得のいかない龍之介。更に彼は悠樹から
あんたたちのせいでどれだけ迷惑しているのかと言われた事が
何のことか全く分からずにいた。

あかりの誕生日が今週の土曜日に近づく。
あかりの誕生日を盛大に祝おうと考える龍之介。
彼は堂島寛や後藤美羽にあかりの様子について尋ねてみると、
元気なフリをしているのではないか?次の男が出来たのでは無い
か?と言われ、とにかく失恋の痛手は父親の暖かい愛情で癒そ
うと考える。
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自分の気持ちに嘘を付くあかりを心配した父・龍之介は、正し
い恋愛のハウツーを教えることになる。

有る意味ではどうでも良いような感じにも思える所。
娘の恋愛など父親がフォローするものでもないし、感情の全て
を父親の前で吐き出さねばならないのかという所も疑問に思う
部分。娘が必要だと思うときに父親が居れば、それはそれで
良いとは思うんだよね。

ただ恋愛は楽しいことばかりでなく辛いことも多いとして、
娘が恋愛を放棄しようとした時、父親からのフォローの言葉は
良かったと思う。

ドラマとしては龍之介とあかりの流れよりも、美羽や堂島寛の
家庭の事情の方にこそ面白味が詰まっていた感じで、親子関係
について考えさせられる要素が多分に存在していた。

堂島寛は今回あかりに全てを話した。
誤解させたままでは不味いと感じたのか。
親と子の距離が普通の家庭よりも近いような関係だけに、
親を無視して子供達だけで付き合うことは出来ないと思ったの
だろうか。何処まで優等生なんだと言う気がするが、別れを
告げて相手を傷つける以上に黙っていなければならなかった
ことなのかはやや不可解な点でもある。

伊崎龍之介 …… 舘ひろし (56歳・恋愛小説家)
伊崎あかり …… 南沢奈央 (15歳・高校生・龍之介の娘)
(幼少時代 …… 宮武祭)
後藤美羽 …… 平山あや (25歳・新米編集者)
小早川悠樹 …… 石黒英雄 (15歳・あかりの彼)
沢村潤一 …… 池田努 (30歳・担任・剣道部顧問)
坂本サチ …… 野際陽子 (70歳・亡き妻の母)
葉山修二 …… 佐藤二朗 (40歳・セラピスト)
松原朋香 …… 林丹丹 (15歳・あかりの友人)
堂島寛 …… 八嶋智人 (37歳・新興出版社・編集者)
三嶋貴和子 …… 余貴美子 (50歳・編集長)
佐々木泰三 …… 鹿賀丈史 (56歳・文芸批評家)
山本浩輔 …… 前田公輝 (朋香の彼氏)
伊崎みのり …… 笛木優子 (あかりの母。既に亡くなっている)

石井由奈 …… 佐藤千亜妃
小早川万里子 …… 榊原郁恵
堂島すず …… 大森絢音

近江谷太朗、misono、梅沢昌代、前田公輝
KAREN HAEDRICH、KASEY CUMMINGS、岡本寛志
斉藤佑圭

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