ダンディ・ダディ? 〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜

脚本 - 永田優子
演出 - 池添博、本橋圭太、梶山貴弘
プロデューサー - 中込卓也、大川武宏、平部隆明、梶野祐司

http://www.tv-asahi.co.jp/dandy/


第8話 最期の恋愛小説

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風邪を引いた龍之介は病院にいく。56歳、もう若くはないと
告げられ龍之介は反論するも、文豪は早死にする人が多いと
言われて不安になる彼は人間ドッグを受けることになる。
診察室から内野が出てきたのを見ると、後藤は彼の後を追う。
診察が終わった龍之介は堂島寛と共に外に出ると、後藤が
内野を平手打ちしているのを目撃する。彼は後藤の父親であり
肝臓がボロボロみたいだという。

あかりに対して後藤はちゃんと思ってくれる人が居て羨ましい
事を告げる。

人間ドッグの為に病院に訪れた龍之介は、内野から声を掛けら
れそんなに長生きしたいのか尋ねられる。自分は娘から死のう
が死ぬまいが関係ないと言われたことを告げる。動けなくなる
前に娘の顔を見たかっただけという内野に対して、龍之介は
普通に会いに行けば良いことを告げる。しかし彼は娘との約束
を守れなかったとかで逢いにくそうな感じだった。

そんな中龍之介は人間ドッグで肺に影が見つかり再検査を求め
られる。
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ドラマは後藤の親子関係を描きつつ、弱気になった龍之介が
娘を一人残して寂しい思いはさせられないとして結婚式を演出
するような流れだった。

後藤親子の幼いときの約束を履行させる為だけに後夜会を演出
した感じでイベント自体はかなり不自然だったけど、この
イベント内で、龍之介が娘と踊るという座を悠樹に譲るという
演出が欲しかったのかも知れない。

これまで反発し合っていた龍之介と泰三が仲良くなったり、
セラピストの葉山いじりはなかなか面白かったと思う。

結婚式では二人がキスする事でようやく恋人としての実感が
沸いたのではなかろうか。

最後は父親に意地悪するようにして出て行くあかりの態度。
やっぱり娘は譲れない的なオチは予想できたけど無難に
終わらせることが出来たかな。

このドラマ最初の数話が少々安っぽいドラマになっていたのが
残念。主人公を色んな人に変えるようになってから随分面白く
なったと思う。

伊崎龍之介 …… 舘ひろし (56歳・恋愛小説家)
伊崎あかり …… 南沢奈央 (15歳・高校生・龍之介の娘)
(幼少時代 …… 宮武祭)
後藤美羽 …… 平山あや (25歳・新米編集者)
小早川悠樹 …… 石黒英雄 (15歳・あかりの彼)
沢村潤一 …… 池田努 (30歳・担任・剣道部顧問)
坂本サチ …… 野際陽子 (70歳・亡き妻の母)
葉山修二 …… 佐藤二朗 (40歳・セラピスト)
松原朋香 …… 林丹丹 (15歳・あかりの友人)
堂島寛 …… 八嶋智人 (37歳・新興出版社・編集者)
三嶋貴和子 …… 余貴美子 (50歳・編集長)
佐々木泰三 …… 鹿賀丈史 (56歳・文芸批評家)
山本浩輔 …… 前田公輝 (朋香の彼氏)
伊崎みのり …… 笛木優子 (あかりの母。既に亡くなっている)

内野達彦 …… 布施博

近江谷太朗、misono、梅沢昌代
有福正志、阿部六郎、笠木泉、畠山彩奈

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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