ゴーストフレンズ

脚本/高橋留美
プロデューサー/谷口卓敬

http://www.nhk.or.jp/drama8/ghostfriends/


第3話 危険な片思い〜人とゴーストの恋愛は成立するの?


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どんな方法でも良い、人生をやり直したいと告げる美空に
頭を抱えるカイト。その姿を見て明日香は私が貴方の力になる
と宣言する。

明日香の学校では進路希望の調査書の提出期限が迫る中、
あやかの店「マージュ」に最近大食いの客が現れ始める。
必ず食事した後にはあやかに交際を迫るような態度を見せる
客達の行動。カイトに相談すると同じゴーストが何人にも
取り憑いて居る可能性が有るという。1つの体に2つの魂が宿る
と大きな負担が体の維持に掛かるためにその分巨大なエネル
ギーが必要だという。
強制的に人間に取り憑いたゴーストを引き離す方法はないと
いうが・・・
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相変わらずドラマの展開が都合良く描かれすぎている感じはす
る。せめて一話から一貫して、ゴーストの願いや問題を解決
したらあの世に戻るというルール作りをしておいたり、ゴー
ストも人間界にどの程度影響力を与えることが出来るのかを
描いておけば見る方としても納得できるのだが、どうもこの辺
の設定や世界観に一貫したものがない。
このままだとゴーストのやりたい放題なんだよね。

人間とゴーストの恋模様を描いた形だが、ドラマとしてはどう
いう結論をもって視聴者を納得させようとする物なのだろうか。
生きている人間同士でも意思の疎通は難しいのにゴーストとは
更に難しいはず。

ドラマは恋の形を描いたと言うよりも、人間に取り憑い
たゴーストは無理矢理剥がせない事や、ゴーストの意思を
どのように導けばいいのかを示唆する様な話だった。

あれだけ猟奇的に執着しているものに対して、説得が通じるのか
どうか、その辺の物語の説得力がやや足りない物が有ったが、
最後にゴーストが明日香に対して、初めて人間と向き合える
様になったとするところはなかなか良かったと思う。

神谷明日香 …… 福田沙紀
速水カイト …… 西島隆弘 (ゴースト)
新庄辰巳 …… 岡田義徳 (美術部顧問)
本郷美空 …… 入山法子 (ゴースト)
青山ミク …… 水崎綾女 (ゴースト)
三島ユイ …… 愛衣 (ゴースト)
永井拓海 …… 川久保拓司 (サッカー部キャプテン)
柴田ナオ …… 渋谷飛鳥
神谷武志 …… 入江甚儀 (明日香の弟)
小野あやか …… 片瀬那奈 (カフェ「マージュ」)
橘真知子 …… 中山恵 (明日香の担任教師)
神谷聖子 …… 友近 (6年前に亡くなった明日香の母)
神谷孝太郎 …… モト冬樹 (明日香の父、料理研究家)
アンナ …… 鰐淵晴子 (ゴースト)

橋本冬美 …… 愛実
隆弘 …… 杉村蝉之介 (ゴースト)
塩谷 …… 渋川清彦 (あやかの取引相手)
温子 …… 吉田羊

ダイアモンド☆ユカイ、顔田顔彦、片岡優二、小林高鹿
富永みーな、秋田宗好、杉山聡、中嶋アサド、北村伝次郎

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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