ゴーストフレンズ

脚本/高橋留美
プロデューサー/谷口卓敬

http://www.nhk.or.jp/drama8/ghostfriends/


第5話 必勝!恋のデッサン講座


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明日香は美大に行くことを決意し、受験のために東和美術予備
校に絵の勉強をしにいく。美大入学のためには実技が必要。
しかし予備校生徒達のレベルの高さに驚くと共に、講師の先生
から美大に入学するには、二浪、三浪は当たり前だと言われ
途方に暮れる。

帰宅すると父・孝太郎は料理番組を撮影していた。
しかしそんな中アシスタントの女性・井上昌子に悪さする幽霊
西龍治幸平の姿を目撃する。明日香は幽霊にいたずらしては
ダメだと忠告すると、幸平は自分の姿が分かる人間が居ること
に驚き、明日香に協力を求める。
幸平は自分は昌子の兄だと名乗り、彼女は臆病なのでわざと
驚かせて眠らせない様にし、幼馴染みの西宮信二に助けを求め
る様し向けたという。なんとか二人を結ばせたいという彼。
明日香は幸平が美大の人気講師である事を知り、変わりに絵の
勉強を教えて欲しいと頼む。
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ドラマとしては明日香がゴーストと生きている人間との間に
立って通訳の役目を果たし、ゴーストの望みを叶えてあげる
という展開だった。

このドラマの設定を考慮すると、この手の話が本来描くべき
展開であり、一番安心して見ていられる内容だと思う。
ゴーストの思いを遂げさせて成仏させるというシンプルだが
見やすいパターンの一つだ。

ドラマとしてはこの話をきっかけとして、如何に美空を物語に
引き込み登場させるのかにかかっているので、そういう意味
では美空とカイトとの関係を描くだけでなく、明日香のやって
いる事に美空が興味を持っていくというのは、上手い話の
流れだ。

出来ればゴーストの存在を明日香が本当に見えている事を実証
するように、西龍治幸平だけが知り得る情報を伝えていくこと
で主人公である井上昌子や西宮信二からの信頼を得ていく
という作業が必要なのだと思う。その辺が物足りなさを感じる
部分だ。

明日香の美大の話も関わり始めたが、美大を目指す割りには
絵のことを知らなすぎるところがちょっと気になった。
最初に描いていたデッサンも下手くそだったし、好きだから
いけるという世界でもないと思う。
絵には血が通っていて魂が宿っており、テクニックが有る
だけではダメだとフォローしていたが、それにしてはもう少し
現段階に於いてもそれなりに描けていないと辛いやね。

神谷明日香 …… 福田沙紀
速水カイト …… 西島隆弘 (ゴースト)
新庄辰巳 …… 岡田義徳 (美術部顧問)
本郷美空 …… 入山法子 (ゴースト)
青山ミク …… 水崎綾女 (ゴースト)
三島ユイ …… 愛衣 (ゴースト)
永井拓海 …… 川久保拓司 (サッカー部キャプテン)
柴田ナオ …… 渋谷飛鳥
神谷武志 …… 入江甚儀 (明日香の弟)
小野あやか …… 片瀬那奈 (カフェ「マージュ」)
橘真知子 …… 中山恵 (明日香の担任教師)
神谷聖子 …… 友近 (6年前に亡くなった明日香の母)
神谷孝太郎 …… モト冬樹 (明日香の父、料理研究家)
アンナ …… 鰐淵晴子 (ゴースト)

橋本冬美 …… 愛実
西龍治幸平 …… マギー
井上昌子 …… 桃生亜希子
西宮信二 …… 星野源
渡井 …… 吉家章人

藤井びん、大堀こういち、石坂晋輔、湯山清枝、水野倫太郎
中崎花音、小嶋一星

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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