派遣のオスカル 〜少女漫画に愛をこめて〜

原作/松田奈緒子
脚本/金子ありさ
演出/笠浦友愛

http://www.nhk.or.jp/kindora/haken/


第4話 乱心!年下ダンシか社長jrか

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内村ら告白された三沢は初めてのことに戸惑う。

会社では開発競争に敗れて"和風美人"の企画、そしてバス・
トイレ部門は完全に廃止が決定する。残すところ財務処理が終
われば配置替えになるだろうとの事。

内村に会う三沢。彼は意外にも気さくに接し、この人だと思っ
たら告白することにしているとして、三沢も思ったことを話て
欲しい告げる。そんな会話に割ってはいる五十嵐暁生。
しかしそんな暁生の前にも突然来客が来て、お腹の中の赤ちゃ
んの父親だと告げる。彼女の名前は佐藤薫。管理部の克弘の娘
であり、軽いジョークだったことを知る。

そんな中、社長室に無断で入り重要書類の入った金庫を探って
いたとして佐藤克弘が警備の者に捕まる。たまたま通りかかっ
たときに開いていたのだと告げるが、紛失したのが株主名簿で
あり容疑は克弘に向けられ、翌日には無期限謹慎処分だと発表
される。
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佐藤克弘と五十嵐達郎の確執の事実が明らかになる話だった。

全ては五年前に開発していた時に起こった事。
調香師に就いていた克弘は商品の開発に拘りを見せ、逆に達郎
は利益を出してナンボで有ることを引き合いに出して、外注に
全てを任せてしまったという事情が存在する。

利益優先型の会社が求められるのか、それとも職人的拘りを
見せる会社が必要なのか。

ドラマとしてはやりたいことが分かるが、会社の事情を考えると
そんな事している場合なのかという気がする。
特に切迫感を感じるほどのリストラの仕方だしね。
リストラに於いて何が必要なのか、そして何を大切にして残して
いくべきなのか、三沢の発言一つで決定してしまうというのも
ドラマとしては裏づけのない事でやや心細い部分があるが、
やはり短いスパンのドラマで仕方がないことなのかも知れない。

"和風美人"の企画にしても、努力だけで報われるという作りで
は少々近年のドラマの中では物足りなく感じるかも。
商品に対する拘りがもっと感じられれば展開としても十分納得
が行くと思う。

俵あんと三沢がついに部屋にまで招き入れる関係になった所
が驚きかな。

三沢勝子 …… 田中麗奈 (少女漫画好き。派遣社員)
五十嵐暁生 …… 徳井義実 (社長の息子。)
俵あん …… 鈴木杏 (漫画家)
森谷清正 …… 尾美としのり (課長)
八城さやか …… 朝海ひかる (部長。マリーアントワネットみたい)
内村武志 …… 佐藤智仁 (社員)
静田弘美 …… たくませいこ (派遣社員。娘一人)
井手奈々子 …… 金子さやか (社員)
五十嵐達郎 …… 平泉成 (社長)
佐藤克弘 …… 上條恒彦 (管理部)

岩槻雅彦 …… 小林隆 (常務)
庄司公孝 …… ベンガル (専務)
高橋チエミ …… 橋本真実 (社員)
矢口純子 …… 弘中麻紀 (社員)
橋本隼人 …… 山中聡 (人材派遣会社)

オスカル(声) …… 田島令子

佐藤薫 …… 瀬戸カトリーヌ
岸本サクラ …… YOU

水木薫、川俣しのぶ、阪田マサノブ、柊巴
内海修宏、唐木ちえみ、山本哲也、永井博章、佐伯真魚
前田寛之、中村圭佑

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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