ハンチョウ 〜神南署安積班〜

脚本/石原武龍、奥村俊雄、難波江由紀子
プロデューサー/橋本 孝、遠藤正人
演出/酒井聖博、竹之下寛次、和田旭、竹村謙太郎

http://www.tbs.co.jp/hanchou2009/


第2話 被害者


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セラ建設の藤崎健一がビルから転落して死亡する。
パソコンで作成された遺書によると会社の金2000万円を使い
込んで自殺したという。
二週間後、須田と黒木が街中を歩いているときにナイフを持
った中年の男性・藤崎洋一が高野哲雄を襲う事件が発生する。
未遂に終わった事件だが犯人を取り逃がしたことにより、
神南署は高野から非難される。運が悪いことに高野哲雄の父親
は法曹界の重鎮・高野久雄で有ることから、刑事課長の金子も
ご立腹。怪我をしている須田の必要性に疑問を持つが、安積は
彼の存在価値を語る。

高野から襲われた事情を尋ねる。すると襲ったのは先日亡くな
った藤崎健一の父親であるという。会社の金を使い込んだのは
息子ではなくオレだと言っていたという彼は逆恨みの犯行だと
して一刻も早い逮捕を要求。再び襲われることを考慮して、
警察は高野をマークして警護することになる。
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ドラマとしては一昔前のオーソドックスな内容だった。

法律は被害者の事を考慮しておらず、例え逮捕されても刑期が
終わればまた自由になるとして、被害者遺族が法に変わって
成敗するというもの。

ドラマとして物足りないと感じるのは、やはり一連の事件の
中で安積らの関わりが異様に少なく、彼らキャラクターの特徴
を生かし切れていない感じがする点。
このキャラクターでなければ解決は難しいとする内容ではなく、
物語の駒の一つとしての存在にしか見えない点がドラマを
オーソドックスのまま終息させている。

パソコンで作られた遺書が果たして証拠として採用されるのか
どうか。
毒物を飲まされ自白を脅迫されている状況の中で撮られた
ビデオにはなんの証拠能力も無いというのは明らかで、事件の
証拠固めが弱い点など、細部に於いてもやや弱い。

そもそも冒頭で起こった藤崎洋一の殺害未遂事件を黒木が
取り逃す描写に無理が有りすぎた。なんかヨボヨボしていたし。
仮に捕まえられなかったとしても、高野哲雄が黒木のことを
抑えていた割りに取り逃したという主張はなんとも滑稽な感じ
がしてくる。

それにしても今日は可愛い処を沢山使ってきたなぁ。
リサの姉役の宮内知美さんだったり、友人役に稲田奈緒さん
だったり。そしてやっぱり星野真里さんの存在感は群を抜いて
いたな。バラエティで見るときの彼女とは全然違うところが
良いね。

安積剛志 …… 佐々木蔵之介 (42歳、刑事課・係長)
村雨秋彦 …… 中村俊介 (36歳、刑事課)
須田三郎 …… 塚地武雅 (31歳、刑事課)
水野真帆 …… 黒谷友香 (31歳、刑事課)
黒木和也 …… 賀集利樹 (29歳、刑事課)
桜井太一郎 …… 山口翔悟 (26歳、刑事課)
速水直樹 …… 細川茂樹 (42歳、交通課・係長)
金子禄朗 …… 田山涼成 (52歳、刑事課長)
相良一樹 …… 近童弐吉 (捜査一課・警部補)
芝山洋介 …… 鈴木拓 (捜査一課)

安積涼子 …… 渋谷飛鳥 (19歳、新人看護師)
山口友紀子 …… 安めぐみ (27歳、東報新聞記者)
相馬遥 …… 近野成美 (和食処"磯樽"の従業員)
小島杏子 …… 奥貫薫 (和食処"磯樽"の女将)

藤崎洋一 …… 河原崎建三 (健一の父親。宮城在住)
高野哲雄 …… 松田悟志 (法曹界・高野久雄の息子)
宮崎友子(リサ) …… 星野真里 (本当は川村麻子)
川村真紀 …… 宮内知美 (リサの姉。高野に殺害される)
宮崎友子 …… 稲田奈緒 (真紀のアパートの友人)

山内としお、須藤雅宏、朱源実、玉木文子、古賀清、本村壮平
山口智恵

星野真里さんのblog
http://ameblo.jp/hoshino-mari/
宮内知美さんのblog
http://blog.egsatellite.jp/tomomin/
稲田奈緒さんのblog
http://blog.oricon.co.jp/naoinada/

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