ハンチョウ 〜神南署安積班〜

脚本/石原武龍(1)、奥村俊雄(2)、難波江由紀子、末安正子(3)
プロデューサー/橋本 孝、遠藤正人
演出/酒井聖博、竹之下寛次、和田旭、竹村謙太郎

http://www.tbs.co.jp/hanchou2009/


第4話 通り魔に襲われた女


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帰宅途中の女性が長沢ゆかりが自転車の男・島田祐一によって
襲われる。最近渋谷署界隈で2件の通り魔事件(1件目・小栗陽子
26歳・美容師/2件目・池田聡子28歳・インテリアデザイナー)
が起こっていた。
すぐに被害者ゆかりの元に駆けつけた安積と水野は犯人の特徴
を尋ねる。黒のパーカーにサングラス、ジョーンズというメー
カーのシューズを履いていたという。被害者全員が女性で有る
事から愉快犯、又は女性に恨みを持つモノの犯行ではないかと
推測する。そんな中、再び事件が発生する。被害者は金丸美和
37歳。靴のメーカー・ミラノの社員であり、襲われただけでな
く手にしていたバッグをひったくられる。バッグの中には
社運を賭けるような大切な靴のデザインが入っており、
これまでとは犯行内容が違うことに気がつく。
4件目は別人なのか、それともこれまで3件はダミーであり4件目
のバッグを盗むことを目的としていたのか。
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今回は女性の脚本家・末安正子さんと言うこともあり、女性
同士の関係性、特に裏切りに対して言及する内容だった。

面白いことに今回の実行犯は女性の事をぞんざいに扱う男性
が犯人であるにもかかわらず、その件に関しては深く言及し
ないところがミソなのかも。
そんな犯人の男性を使って女性を襲わせたゆかりの行動を
悪いとしながらも、心情的にはそんな犯罪を引き起こした美和
に刃を向けるという展開で、それを裁くのがまた女性刑事で
ある水野真帆という所が良くできたところだった。

ドラマとしてはオーソドックスな内容ながらも、脇のエピソー
ドもそつなく利用し、色気に迷っているのではないかという
黒木和也の存在を抽出した点も面白い。
ハンチョウの安積剛志は自信ありげに、我が班にはブン屋に
リークする人など居ないとしたことからも、一連の件をどう
処理していくのかも見物の一つだ。

課長の金子禄朗は事ある毎に安積たちの行動に発破を掛けて
くる。その課長があまりのお約束加減に、怒って登場するだけ
で拍手しそうになるくらい役割が徹底している。
最後にオチとして利用されるところは可愛そうだが、いつも
無駄に非難している事への仕返しかと思うとニヤリとさせられ
る事間違いない。

安積剛志 …… 佐々木蔵之介 (42歳、刑事課・係長)
村雨秋彦 …… 中村俊介 (36歳、刑事課)
須田三郎 …… 塚地武雅 (31歳、刑事課)
水野真帆 …… 黒谷友香 (31歳、刑事課)
黒木和也 …… 賀集利樹 (29歳、刑事課)
桜井太一郎 …… 山口翔悟 (26歳、刑事課)
速水直樹 …… 細川茂樹 (42歳、交通課・係長)
金子禄朗 …… 田山涼成 (52歳、刑事課長)
相良一樹 …… 近童弐吉 (捜査一課・警部補)
芝山洋介 …… 鈴木拓 (捜査一課)

安積涼子 …… 渋谷飛鳥 (19歳、新人看護師)
山口友紀子 …… 安めぐみ (27歳、東報新聞記者)
相馬遥 …… 近野成美 (和食処"磯樽"の従業員)
小島杏子 …… 奥貫薫 (和食処"磯樽"の女将)

長沢ゆかり …… 三浦理恵子 (35歳、クリーニング店)
金丸美和 …… 西尾まり (37歳、ミラノの社員)
北村 …… 前川泰之 (ゆかりの婚約者)
島田祐一 …… 大塚ヒロタ (犯人)

鼓太郎、亀山助清、白澤麻里菜、田中馨


大塚ヒロタさんのblog
http://ameblo.jp/hirota-o/
鼓太郎さんのblog
http://ksblog1.kscrew.net/
田中馨さんのblog
http://sakerock.com/room/tanaka/

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