ハンチョウ 〜神南署安積班〜

脚本/石原武龍(1)(8)、奥村俊雄(2)(6)(9)、難波江由紀子(5)(7)
小澤俊介(3)、末安正子(4)、立見千春(10)
プロデューサー/橋本 孝、遠藤正人
演出/酒井聖博、竹之下寛次、和田旭、竹村謙太郎

http://www.tbs.co.jp/hanchou2009/


第10話 主婦を襲う恐怖の電話…消えた300万の謎


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大事そうにバッグを抱えた老女が安積班の刑事・桜井とぶつか
る。バッグからこぼれ落ちた荷物を見ると大金が顔を覗かせて
いた。

署に戻った桜井は東報新聞記者の山口と交通課・速水の会話を
耳にする。今度の異動で最有力なのは桜井であり、ハンチョウ
は桜井を評価していなかったというのである。

そんな中殺人事件が起こる。
男性の変死体の報道を受け現場に向かう。被害者は清水康幸
39歳。バイク便"キュウハイ"の社員。聞き込みを行うと60歳
台の男性が逃げていくのを目撃したという。清水の持ち物から
コインロッカーの鍵が見つかり調べてみるとロッカーからは
多数の写真が見つかる。逃げた男の似顔が作成される。
"キュウハイ"の社員に話しを聞きに行くと、3日前に運んだ
荷物のクレームを付けに来た男性と似ているという。その男性
は清水について調べており、メモを残していったという。
男性は塚原正一。すぐに事情を聞きにいくも何も話そうとは
しなかった。
配達伝票を調べるも荷物のクレームのハズが塚原に送られて
きた荷物はないという。一体二人の間の接点は何か?
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ドラマは振込詐欺を扱ったモノであり、今回は桜井が異動され
まいとして奮闘する話だった。

ドラマとしてはオーソドックスな人情もの。

ドラマを複雑化されたのは、振込詐欺を受けた本人が家族に
失態を見せないために隠し通してしまったという事実であり、
冒頭から老女の金を狙った男性の通り魔的犯行かに思わせつつ
幾つかのミスリードによって興味深い要素を築いていく。

老女に大金という不自然な状況。
川本と塚原の関係性。

相変わらず洞察力の鋭い安積だが、川本の嘘を暴いてしまった
辺りの展開にはもう一歩視聴者を納得させるだけの理由が欲し
かったところ。

しかし綺麗な花たちが根付くのは簡単ではないと話したように
今回の主人公の川本千穂が東京という慣れない土地に根を張る
べきかどうかで悩んでいるときに同郷の桜井が上手く差し込ま
れている辺りが良かったね。
もうちょっと会話の中で同郷の事で花を咲かせられる様なネタ
が有るとより良かったと思う。

安積剛志 …… 佐々木蔵之介 (42歳、刑事課・係長)
村雨秋彦 …… 中村俊介 (36歳、刑事課)
須田三郎 …… 塚地武雅 (31歳、刑事課)
水野真帆 …… 黒谷友香 (31歳、刑事課)
黒木和也 …… 賀集利樹 (29歳、刑事課)
桜井太一郎 …… 山口翔悟 (26歳、刑事課)
速水直樹 …… 細川茂樹 (42歳、交通課・係長)
金子禄朗 …… 田山涼成 (52歳、刑事課長)
相良一樹 …… 近童弐吉 (捜査一課・警部補)
芝山洋介 …… 鈴木拓 (捜査一課)

安積涼子 …… 渋谷飛鳥 (19歳、新人看護師)
山口友紀子 …… 安めぐみ (27歳、東報新聞記者)
相馬遥 …… 近野成美 (和食処"磯樽"の従業員)
小島杏子 …… 奥貫薫 (和食処"磯樽"の女将)

川本千穂 …… 草村礼子
塚原正一 …… 天田俊明
清水康幸 …… 安達ゆうき

宮地雅子、米山善吉、明石鉄平、西山宗佑、松本寛也
湯山大一郎、原千景、佐藤麗良、木田健太

草村礼子さんのblog
http://www12.big.or.jp/~kusamura/blog/

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