本日も晴れ。異状なし
〜南の島駐在物語〜

脚本/藤本有紀
演出/加藤新、武藤淳、山本剛義
プロデュース/植田博樹、正木敦

http://www.tbs.co.jp/hon-hare2009/


第6話 父ちゃんに会いたい七歳の逃亡者、海へ


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スナック"ナオミ"で酒を飲み交わす遼率いる島民達。
その席で何故この島に来たのか色々と質問を遼に浴びせると
彼は答えられず飛び出してしまう。そのまま島民達は朝まで
飲み明かし、迎えに来た妻達にナオミは請求書をちらつかせる。
島の男性達がナオミの店で散財するのを妻達は快く思っては
いなかった。まるで島の男性達全員があの店のスポンサーだと
して、女達はナオミを島民の人間だとは見ていなかった。

その頃うららは、島の学校が廃校になる前に何かしたいとして
倉庫に有る楽器を探していた。
一郎や次郎もその現場に居合わせ、楽器がくるまれている新聞
を手にするとなんとそこには次郎たちの父親が新聞に掲載され
ていたのである。五年前に傷害事件を起こし、執行猶予中の
二年前にも再び傷害事件を起こして逮捕された記事。
そんな事実を知って島民の女性達はますますナオミをこの島に
置いておけないとして集会を開く。
一方次郎は父親は死んだと聞かされていた事。自分だけがその
事実を知らなかったことについて微妙な心を引きずりながら、
船を整備している梶井誠の元へと足を運ぶ。
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いよいよ遼が犯した過去の件が明らかになる。
果たして遼は立花に何をしたのか!?

今回は島民の中でも少し浮いた存在であるナオミ率いる家族の
事を取り上げた。何故彼らは2、3年前にこの島に来たのか。

男性たちはナオミに対して好意を持って接しているのに対して
女性達が反発の声を挙げているという所がミソなのかも知れな
い。

信頼感関係を求める島民の気質を考えると、ナオミの事を受け
入れられない気持ちも分からないではない。
ただドラマとしては島民の男性の視線が若くて色っぽいナオミ
に集中しており、それに嫉妬している事が発端。

何故遼が島民のために真剣なのか。
うららとの会話の中であっさりと過去を語るとは思わなかった
が、全てが分かったことでドラマとしてもスッキリしたと思う。
覚醒剤所持の誤認逮捕によって立花から仕事も家族も奪って
しまったという過去。警察に出来ることは何もないと告げた
立花への償いを、この島で果たそうとしている事。

決して悪い流れではなかった。
最後に彼女を島に受け入れる為のエピソードがもっと色濃く
描かれると良かったと思う。女性同士の反発心から共感へと
推移していくところが島民の暖かさという事でもあるのかな。

それにしても片岡は何でこんなところまで来たのだろうか?
来て早々に遼を蹴り飛ばしている感じにも見えたが、これが
刑事風のコミュニケーションって所でしょうか。

白瀬 遼・・・ 坂口憲二 (駐在員)
西門うらら・・・松下奈緒 (小学生担任教師)
玉城美波・・・ 夏未エレナ (駐在所で暮らす)
玉城星太・・・ 丸山歩夢 (駐在所で暮らす)
照屋育江・・・ 岡本麗
照屋光生・・・ 青木崇高
照屋春生・・・ 藤木勇人 (サトウキビ農家の息子)
又吉仙吉・・・ 近藤芳正 (校長先生)
平良公平・・・ 半海一晃 (島の公民館長)
平良節子・・・ 大森暁美 (軽い痴呆症)
平良愛子・・・ 福地柚 (公平の娘)
新垣ナオミ・・・青山倫子 (スナック経営)
新垣一郎・・・松田佳祐 (ナオミの息子)
新垣二郎・・・畠山紫音 (ナオミの息子)
梶井 誠・・・ 宇梶剛士 (高速船の乗組員)
片岡慎一郎・・・遠藤憲一 (刑事、遼の上司)
知念キヌ・・・ 前田美波里 (下宿)
小山内日名子・・・中塚みの

島袋俊男・・・ 新垣正弘 (民宿"へちま荘")
島袋友子・・・ 平栗あつみ
島袋タケル・・・長嶺賢神
安土桃彦・・・ 中村靖日 (小説家、"へちま荘"の客)

下地ゆかり・・・金城いづみ
下地久・・・本間剛 (島の郵便屋)
下地靖之・・・太賀
下地梨絵・・・山城侑里佳

立花・・・布施博

笑築過激団

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