本日も晴れ。異状なし
〜南の島駐在物語〜

脚本/藤本有紀
演出/加藤新、武藤淳、山本剛義
プロデュース/植田博樹、正木敦

http://www.tbs.co.jp/hon-hare2009/


第8話 島が死んでしまう!?最後の民宿、炎上!!


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光生は死にかけている島と言われたことに少なからずショック
を受けていた。体感では何の変わりもない事なのにと漏らすと
、その事に気づいたのならば大丈夫だと励ます遼。
島の若者である、うららと日名子も交え4人で島の将来について
語り合う。過疎に歯止めを掛けることは出来るのか?

島の問題点を洗い出す内に、問題の矛先は観光客を受け入れる
"へちま荘"へと向いていく。友子の元に行き、観光客を受け入
れる為にやる気があるのかと問うと、一応ホームページを開い
ているとの事。しかし何の飾り気もないホームページに、遼は
うららを指名しリニューアルすることを依頼する。その甲斐
有ってすぐに予約客10人の注文が入る。
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島が死に行く現実にただ黙ってみていることしかできないのか。
若者達はその流れに歯止めを掛けるべく、行動に移すのだが・・

何とも言えない難しい展開だ。
島民の気持ちが前向きになり行動を起こすことで、結果として
表れてくるというのがドラマの流れとしては理想とすべき所
だが、そんな成功物語が有れば誰も苦労しないわけで、ドラマ
としては島民の気持ちにばかり焦点を当てた。

成功を得るには行動を起こさない限り有り得ない。
まるで宝くじを当てる為の論理が展開されている。

現実問題として人の力では変えられない事があるとドラマ
の中でも言うように、挫折する事の方が成功例よりも遥かに
多いと言うこと。この辺の現実を踏まえると、結局島の未来
に関係なく島民達の達成感を得るというのが現実的に行き着く
終着点なのだろうか。

みんなで共同作業を行う事の必要性を感じるし、うらら先生が
今回ホームページのリニューアルを行ったが、若者たちの感覚
が島の未来にとって必要なことも上手く描かれている。

キヌ先生周りの話は、遼という人物を島に引き寄せる為の
エピソードだとするととても面白い感じだね。
最後に来て過去の柵から上手く抜け出すという流れも悪くない。

不自然に居座る安土桃彦は、文筆家として世に島の事を知らし
める事で人を呼び込む役目をするのかと思えば、予告を見る
限りではなんと悪人っぽい役目だ。こんな島に来て一人
何をやって居るんだかという気がしないでもないが、取りあえず
最終回を楽しみにしてみよう。

白瀬 遼・・・ 坂口憲二 (駐在員)
西門うらら・・・松下奈緒 (小学生担任教師)
玉城美波・・・ 夏未エレナ (駐在所で暮らす)
玉城星太・・・ 丸山歩夢 (駐在所で暮らす)
照屋育江・・・ 岡本麗
照屋光生・・・ 青木崇高
照屋春生・・・ 藤木勇人 (サトウキビ農家の息子)
又吉仙吉・・・ 近藤芳正 (校長先生)
平良公平・・・ 半海一晃 (島の公民館長)
平良節子・・・ 大森暁美 (軽い痴呆症)
平良愛子・・・ 福地柚 (公平の娘)
新垣ナオミ・・・青山倫子 (スナック経営)
新垣一郎・・・松田佳祐 (ナオミの息子)
新垣二郎・・・畠山紫音 (ナオミの息子)
梶井 誠・・・ 宇梶剛士 (高速船の乗組員)
片岡慎一郎・・・遠藤憲一 (刑事、遼の上司)
知念キヌ・・・ 前田美波里 (下宿)
小山内日名子・・・中塚みの

島袋俊男・・・ 新垣正弘 (民宿"へちま荘")
島袋友子・・・ 平栗あつみ
島袋タケル・・・長嶺賢神
安土桃彦・・・ 中村靖日 (小説家、"へちま荘"の客)

下地ゆかり・・・金城いづみ
下地久・・・本間剛 (島の郵便屋)
下地靖之・・・太賀
下地梨絵・・・山城侑里佳

立花・・・布施博

笑築過激団

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