神の雫

脚本/渡辺雄介
演出/中島悟、石尾純

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第6話 雪上の弟と沈黙の兄


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一青は血の繋がった兄だと分かり父親のしていることに失望し
た雫は遺産相続の件から手を引くことにする。
一青は全ては神崎先生の御心のままにと継続を表明。
第四の使徒の封が切られるとき、その場には一青しか居なかっ
た。しかし変わりにみやびがその場に赴き、第四の使徒を
メモしていく。

巨大で険しい孤独の頂を目指す。白銀の世界に岸壁は絹のドレ
スの様だという。

行方不明になった雫を心配するみやびだが、翌日には平気な
顔をして出社してくる雫。社員一同気を使って話しかける
が・・・・
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今回は第四の使徒の中に、答えを見つけるために忠実にワイン
を選ぶ一青と、ヒントの言葉を頼りに雪山を登り、そのワイン
が指し示す意味を考える雫の姿があった。

全く違うアプローチという点もあるわけだが、ヒントの答えを
見つけに行ったのではなく、父親が描き出した世界から
雪山へと足を運ばせ、人生の難題に立ち向かう彼の姿があった。

雪山が人生に例えられ、試練の先に有るものとは何かを探って
いく。

雫の持つイマジネーションの鋭さ。
知識の豊富さではなく、あくまで感覚的であるもの。
ワインの事を言われてミネラルの香りをイメージし、雪山に
に誘われ唐突に山登りをしてしまう彼。職場放棄ですか?との
ツッコミはこの際置いておいて、登頂したものにしか分からない
何かを掴んでくるというのは面白い結論。

ただ今更彼が天才的な感覚の持ち主だというのは火を見るより
明らかで、ワインを飲んだこともない人が評論家と対等に渡り
有っている姿が有るのだから、そんなツッコミも要らない気が
する。

それにしても一青は、単にイメージ出来ない為に"見えない"と
表現しているのかと思ったのだが、実際に目が見えなくなって
いる現実が有りそうだね。ベーチェット病とかそんな感じなのか?

神咲雫:亀梨和也(幼少:本田海青)
遠峰一青:田辺誠一 (ワイン評論家)
紫野原みやび:仲里依紗 (ソムリエ見習い)
霧生涼子:戸田菜穂 (弁護士)
河原毛茂:升毅 (ワイン事業部の部長)
本間長介:田口浩正 (雫の上司)
セーラ:佐々木希 (一青の異父妹、トップモデル)
木戸竜介:平方元基 (雫の部下)
皆本さおり:萩美香 (ワイン事業部)
西園寺マキ:内田有紀 (サイオンコーポレーション代表)
藤枝司郎:辰巳琢郎 (ソムリエ)
土肥ロベール:竹中直人 (雫と一青の戦いの立会人)
神咲豊多香:古谷一行 (父)

北見敏之、加藤照男

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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