神の雫

脚本/渡辺雄介
演出/中島悟、石尾純

http://www.ntv.co.jp/shizuku/


第7話 隠された遺言状の謎


--------------------------------------------------------
一青が最近視力が弱っているのは、精神的ストレスに起因する
ものだと言われ、仕事にしているワインは暫く控えて欲しいと
診断を受ける。
そんな中、第五の使徒が読み渡される。

「悩める者に沈黙をもって応えてくれる。暗闇の中孤独に怯え
ていると闇の向こう側に安堵の藍色をした光が差し込んでくる。
まるで弥勒菩薩。厳か、慈愛。夢に迷っている私に語るでもな
く、笑うでもなく、泣くのでもない。ただそこにいるだけ。
その人への思いを愛という言葉では表せられない」

早速ワイン探しの為情報を集める雫。長介はバロールワインの
様だと告げるが、一口飲んでみると力強くて激しい光が見える。
イメージするものは優しく包み込むような光だとして、少しず
つイメージを具現化させていく。
--------------------------------------------------------

ドラマとしては決して悪くないし、使徒を解き証していく事で
豊多香の大切にしてきた人間関係とか大事にしてきたものが
分かってくるような展開なんだと思う。

ただ今回の件を見ても、使徒の内容が示唆しているのは、
何も言わずに傍にいてくれた霧生涼子の事を言っているわけで、
それをワインの味に結びつけてしまうのはかなりの強引さが
必要な気がしないでもない。

雫と一青が同じものを選ぶと言うことでとても興味深い展開が
続いているし、同じものを選ぶ中にも解釈の違う部分を拾い
上げているところがドラマの良い所なのだろうが、本では伝わる
部分も見ているとなかなか伝わりづらい部分も多いなという
気がする。

最後に雫とみやびの関係に言及していくところは、あまり恋愛
表現の無かったこのドラマにしては良い感じの出来だった。

神咲雫:亀梨和也(幼少:本田海青)
遠峰一青:田辺誠一 (ワイン評論家)
紫野原みやび:仲里依紗 (ソムリエ見習い)
霧生涼子:戸田菜穂 (弁護士)
河原毛茂:升毅 (ワイン事業部の部長)
本間長介:田口浩正 (雫の上司)
セーラ:佐々木希 (一青の異父妹、トップモデル)
木戸竜介:平方元基 (雫の部下)
皆本さおり:萩美香 (ワイン事業部)
西園寺マキ:内田有紀 (サイオンコーポレーション代表)
藤枝司郎:辰巳琢郎 (ソムリエ)
土肥ロベール:竹中直人 (雫と一青の戦いの立会人)
神咲豊多香:古谷一行 (父)

佐戸井けん太、でんでん、須永慶、山下裕子、島津健太郎

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

inserted by FC2 system